フィリピンの心霊手術やらユリ・ゲラーやら、本そのものや内容などには古臭さがあります。
が、しかし肝心の教えていることの重要性や普遍性は変わりません。

私はクンダリーニの覚醒に興味があり、この本を買いましたが買ってよかったと思っています。
その前に買った「クンダリーニヨガ」という本が難解すぎて、何を実践していいのやらわけがわからなかったのですが、この本にあるクンダリーニヨガであるならば、素人にも実践できるものだと思います。

スピリチュアルなワークショップや、チャネリングするためのセミナー、ヘミシンクなど
いろんなものがありますが、ああいうのは結局もともとの才能がある人に有効なものなのです。

霊能力の才能がもともとない人であるならば、こういった地道な努力を続けることが有効だと思います。

私が、この書籍に出会ったのは、もう三十数年も前になります。
その時は、別の題名がついていたような気もします。
レジに出したとき、店員の方が吹き出しそうな表情をしたのを今も覚えています。

一読したものの、経絡などの事が書いてあり、とてもなじめませんでした。
この著者はマッド・サイエンティストか？などと思ったものです。
とりあえず、自分なりにアレンジして、一日断食をやってみて、その効果に驚いた記憶があります。
その後、今に至るまで、不思議な体験などを経てきました。

結果的に言えることは、私見では、この書籍にあることは、真実に近い、あるいは真実だということです。
当時、本山氏の意見は、なかなか世に受け入れられなかった。
そのためか、一種、超能力への関心を逆手にとるような売り方をしなければならなかったのかもしれません。

この書籍の中で、プラナヤーマと小周天、大周天などが参考になります。
大周天で、高熱の風邪を、何度か、薬を飲まずに直したことがありました。

一見、トンデモに見えて、奥深いことが書かれています。
今、スピリチュアリティ・ブームのようですが、本山氏のものでは、通俗本的なこの書籍でさえも、今のさらにさらに先を言っているな、と感じます。
不易と流行。不易の部分がこの書籍にもあります。

退官した大学の先生が置いていった本です、立花隆さんによれば著者は国際的に広く知られている超心理学者でユネスコから世界の著名超心理学者十人の一人にも選ばれているそうですが内容は･･「老婦人の左肩の後に、ヨロイカブトをつけ、刀傷や槍傷を受けて血まみれになった武士が、ものすごい形相で立っているのです＜二十四頁＞」「ユリ･ゲラーの超能力については私どもの海外委員であるW･ティラー教授(スタンフォード大学)、G･ミーク教授(ミーク研究所所長)の二人の検査によって、本物であることが確認されています＜三十五頁＞」などといったとても受け入れられそうも無いことが所々に書いてあります。ほかにも天気を変える、物を消す、水の上を歩く、などということが出来るようになると言うようなA尊師も真っ青な超能力の数々が書かれています。これなら修行する甲斐がありますね。付録のESPカードが切り取られていました教授が使っているのでしょうか？