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Carpenters

価格: ¥925
カテゴリ: CD
ブランド: A&M
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日本での地位を築いたアルバム ★★★★☆
カーペンターズの3枚目のアルバムで、「Superstar」の大ヒットで日本での地位を築いたアルバム。

「Superstar」は「Your guitar 〜」の歌詞から始まるスローテンポなバラードで、スーパースターへの憧れをシットリと歌い上げた名曲。本曲に代表されるように、本アルバムは初期のカーペンターズらしい叙情性を前面に打ち出した構成になっている。個人的に最も好きな「Rainy Days and Mondays」が入っているのも嬉しい。恋に悩む女性が「雨の日と月曜日はいつも憂鬱になるのよ」と嘆く歌詞は、沈んだ気持ちの時に聴くと殊更胸に染みる。しかし、アメリカ人も月曜日は憂鬱と感じるのかと思うとチョット面白い。「Sometimes」も隠れた佳曲。そして、バカラック・メドレーのオマケも付いている。

カーペンターズの初期の特徴である、万人の心に染みる曲の詰まった叙情性溢れる傑作アルバム。
このアルバムから日本での人気は急上昇。 ★★★★★
カーペンターズ3枚目のオリジナルアルバム。
「スーパースター」の大ヒットで、彼らの日本での人気はこのアルバムから急上昇した。

アルバムのオリジナル・タイトルは「carpenters」という味も素っ気もないものだが、日本盤では「スーパースター」とか「雨の日と月曜日は」なんて邦題が付いていた(2種類のタイトルがあるのは珍しいというか、なんというか)。

「あなたの影になりたい」は目立たないが、シングルカットされてもおかしくない佳曲。リチャードもこの曲を気に入っており、特にブリッジの部分のカレンの歌唱は最高と言っている。

「サムタイムス」は名作曲家ヘンリー・マンシーニの隠れた小品を、例によってリチャードが「発掘」したもの。父の日か母の日にふさわしいような、身近な人に対する感謝の思いを綴った歌詞が、彼ら好みだったのだろう。
ちなみにジュリー・アンドリュースがこの歌が好きで、「この素敵な曲を有名にしたのはカーペンターズの功績」と自らの番組で話していた。

「バカラック・メドレー」は展開が速すぎて「恋にさようなら」や「サン・ホセへの道」などの有名曲以外はスルーされやすいのだが、彼らの集大成といえるベスト盤「From the top」にはメドレーの中に「Knowing when to leave」と「Make it easy on yourself」がかなり長いバージョンで収録されている。コアなファンの方はぜひ一聴を。
本アルバム収録のスーパースターは最高傑作の一つ ★★★★★
カーペンターズというとイエスタディ・ワンスモア、トップ・オブ・ザ・ワールド・・・とか、いくらでもヒット曲や名曲が出てくるのだけど、そしてどのアルバムにも名曲がぎっしりと詰っているのだけど、このアルバムに収録されたスーパースターはまた別格の輝きがあると思う。(アメリカン・スプリング・・・ブライアン・ウィルソンのプロデュースのバージョンも良かった) 他のヒット曲と比べると比較的知られていない印象があるんだけど、間違いなく最高傑作の一つだと思う。1.も代表曲ですね。カーペンターズの場合、全曲集的な集大成盤もおすすめだけど、もしオリジナルで揃えようと思ったらスーパースターが入ったこのアルバムをぜひ。
歌詞一言一言に宿る思いが伝わる ★★★★☆
何事においても早足の時代、言葉を投げつけるような歌唱法が闊歩する時代でもカーペンターズの音楽のすばらしさは揺るがない。#1、#5、#6などいわずもがなの名曲だが、これらの曲を聴くと、テンポを緩やかに保ちながら詩の一言一言を両手でそっとくるむように大切に歌うカレンの姿が目に見えるようだ。個人的に好きなのは#5。カレンの低音部とそれに続く兄リチャードとのコーラスがすばらしい。その美しさはリスニングルームの空気を一変させてしまう。また、#9のバカラック・メドレーはしっとりと聴かせると思えば、軽妙なパートに早代わりといった芸達者なところを見せ、この後の方向性や可能性を暗示する内容になっているのも面白い。アルバム全体の完成度も高いが、ベスト盤では聴くことのできない魅力をも持つ一枚だ。