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オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド

価格: ¥2,548
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサル インターナショナル
Amazon.co.jpで確認
   U2が以前に「A Sort of Homecoming」(故郷への帰還、の意)というタイトルを用いていなければ、スタジオアルバムとして通算10枚目の本作こそがそのタイトルにふさわしかったかもしれない。本作のサウンドは、さまざまな点でU2の過去のアルバムに似通っている。まるでバンドが過去に極めたさまざまな音楽的領域からポストカードを送り返しているかのようだ。幸福感に満ちたオープニング曲「Beautiful Day」では、エッジのトレードマークであるディレイを多用したギターワークが再び導入され、これは『The Unforgettable Fire』以来久々のことだ。このほかにも「Stuck in a Moment」では『Rattle and Hum』で見られたゴスペル色が再び姿をあらわし、「Elevation」のダンスビートには、1997年を代表するポピュラー音楽の収穫であるプロディジーの影響がうかがえる。これらどの曲をとっても、この驚くほど働き者のバンドがアイディア不足になる懸念はなさそうである。
   スタジアム・ロックバンドによる90年代で最も奇抜で野心的なアルバム(傑作三部作『Achtung Baby』、『Zooropa』、『Pop』)を経た今でも、バンドは自分たちが常に全身全霊を傾けてきたものの本質を見極めようとしている。本作が証明するように、バンドの強みである叙事詩的な楽曲は健在で、同時にボノの書く詩では対象への親密度がより増している。「Walk On」と「Peace on Earth」は、ボノがこれまでに書いて歌った中でも最高の2曲である。本作はU2が成功を収めた今でも以前と変わらぬ衝動につき動かされていることを確信させてくれるものだ。(Steven Stolder, Amazon.com)
とても残念 ★☆☆☆☆
一曲目のイントロから惹かれたが、その後の曲が単調で聴く気にならなかった。
このアルバムで大物と騒がれるU2を始めて知ったが、私には何が大物なのか分からなかった。
つまらないアルバムという上に大きく期待が裏切られたこともあるので、一つ星にさせてもらった。
2000 ★★★★☆
デビュー21年目を迎えたU2の通算10枚目のスタジオ・アルバムだ。"新作は初期の頃の彼らに戻ってるよ"。どこからともなくそんな話が耳に入っていたので、今作を聴く前にあらためて既発アルバムを全部聴き返すことにした。初期と後期のライン引きには少々抵抗を感じるが、ボノのボーカルで考えれば、シンプルなサウンドをバックに力強さが前面に出ていた80年代、ハイパー・サウンドの中を泳ぐロック・スターを気取っていた(意図的な)90年代と区別するのがわかりやすいのだろうか。それを前提に今作に耳を傾けると"初期に戻った"と感じるのは、なるほど、と頷ける。しかし、原点回帰とうたってしまうにはあまりに単純すぎるだろう。あたりまえだが、この作品が今ここに在るのは過去の作品があってこそだ。全12曲を楽曲単位で吟味すれば、そこには間違いなく『ボーイ』(80年)も『ヨシュア・トゥリー』(87年)も『アクトン・ベイビー』(91年)も『POP』(97年)の要素も混在している。彼らは決して自分たちの過去を否定することなく、現時点で演りたいことを体現した。その結果、根強いファンの大方が支持する"U2らしいサウンド"になったに過ぎないのだ。
アルバム・タイトルを直訳すれば『置き忘れてはいけないもの』になる。『もの』の解釈は、歌、LOVE、結束力、未来指向……と様々だが、それはリスナー個々が感じたものが正しいだろう。それでも、ジャケット写真が空港ロビーというのは感慨深い。出発と帰着、別れと再会の場であることに変わりはないからだ。
回帰しつつある彼等 ★★★★☆
2000年発表、スタジオ録音の第10作目。ダブリン・フランス等複数のスタジオで録音。
プロデューサーはブライアン・イーノとダニエル・ラノアだがスティーブ・リリイホワイトの名も見える。『Beautiful Day』、『Walk On』、『Kite』にU2が長い実験的作品(『Achtung Baby』・『Zooropa』・『POP』)から回帰しつつあるのが感じられる。

『All that you can't leave behind』とはCDの表面に刻印された2人の姿なんだなと思う。

最高のロック・バンドと呼びたい! ★★★★★
2000年、U2のデビュー以来20年目にリリースされたアルバム。①「ビューティフル・デイ」が、グラミー賞の最優秀レコード賞を獲得。20年間全身全霊をロックに捧げてきた彼らの崇高な魂が伝わってくるようなアルバム。

U2は、ロック・バンドとしてのアイデンティティーを徹底的に追求し、このアルバムでは、4人で作り出すシンプルなサウンドを甦らせている。①ビューティフル・デイは勿論だが、④ウォーク・オン、⑧ピース・オン・アースなど心臓を鷲掴みされるような名曲が産み出されている。20年間ひたすらに、ロックを歌いつづけ、世界中にメッセージを発してきた彼らの偉業にただ敬服するのみ。ロック・ファンには、是非ともお薦めのアルバム!

若さという角が取れて円熟味が増し、さらに成長を続ける知性的なバンド ★★★★☆
ボノの声には何か人をとろけさせてしまうような独特の力がある。エッジのギターは力強く華美で音のなっている空間の雰囲気を一変させてしまう。一流のバンドならばできて当然のことかも知れないがU2はその「当然」のレベルのさらに上を行き、独特の音の世界を作り上げている。

90年代など、何度か方向転換を行ったこともあったがU2の持つ音のすばらしさはバンド結成以来健在であり、数十年以上たった今も尚成長し続けている。U2という音にどんな横のつながりがあるのか詳しいことはわからないが、確実に縦の方向に上へ上へと変化しているバンドだろう。

90年代の雰囲気になれた人なら最初はこのアルバムを聴くと違和感を覚えるかも知れないし失望するかもしれない。しかし一週間も聴いている㡊??それはどうでもよくなってくる。80年代の音を聴きこんでいる人なら従来の経験を生かし必要十分条件を備えた上でさらに昇華した音に感動するだろう。

本人たちはロックと言うかも知れないが、ロックやポップという枠を越えて独自のサウンドを形成している。U2は現在進行形で行進中なのである。U2が好きな人なら問題ないが、一度離れたという人でもこれを買って損することはないと思う。