これが結成9年のバンドのアルバムとはにわかに信じがたい。まるで2度目のデビューみたいだ。和田唱という人はライヴで「コードで作る曲とリフで作る曲の違い」や、マイケル・ジャクソンのナンバーをバンドでカバーすることがいかに難しいかということを“実演”してしまう。自分たちならではのロック表現を追及する根本に、宿命的なまでにポップミュージックを愛し続けるエネルギーを常に充満させて、しかも誰をも納得させようとする。
デビュー当時、男子には軟弱呼ばわりされた、女の子好みな日常的な高揚感が歌詞に戻ってきたことがキング・オヴ・3ピースのグルーヴに拍車をかけて転がり始めた。“恐れずにキミはキミであれ!”こんなくっさい台詞が似合うのは唱、キミだけだ。(石角友香)
ROCK MUSIC!!
★★★★★
おそらくTRICERATOPSの中でもっとも攻撃的でロック色の強いアルバムだと思います。
当時聞いた時は前作とのギャップに驚きました、でも個人的に如何にも
『ロックで踊ろうぜ!』って感じのサウンドの今作の方がトライセラらしいと私は思います。
といいますかゴリゴリのギターをバックに『ROCK MUSIC ROCK MUSIC 欲しいものはそれだけ』
とここまでここまではっきり曲中で言ってくれると嬉しい気持ちになりますね。
3ピースバンドのパワーがふんだんに詰まったこのアルバム、かなりお勧めです。
これからもずっとトライセラには踊れるロックを追求してほしいですね。
まるで70年代のロックみたい!
★★★★★
初めて聴いたときは文字通りの衝撃でした!
だって現代のバンドでこういった70年代あたりのロックを体現化するバンドいないですよ!
とことんリフを強調するこのバンドの音楽性を最大限に引き出したアルバムだと思います。
それに歌詞がまさにロック!レコードとか女、アメリカの地名、ジェフ・ベックにペイジとか、アルファベットもたくさんあってそれっぽい。
全体を通して当時のロックを体感できます。
正直ROCKMUSICはいきすぎな感じもしますがこのぶっ飛んだ表現もいいと思います。
あとちょっと表現しすぎで本来の個性もちょっとうっすら感じるのも事実です。
ただZEPとは違うと思うな。ストーンズとかグラムロックとかが近い気がします。
トライセラって何?って人には2作目かLEVEL32をオススメします。
でも正直今の時代レスポールもってこんなにロック誇張するバンドも珍しいですよ。
それだけで評価に値します。古い洋楽ファンなら聴いてみて損はない!
最高!
★★★★★
前作のDAWN WORLDとはまさに正反対のアルバムです。
3人だけで鳴らすロックの醍醐味がこのアルバムには詰まっています。
終始ゴキゲンなロックンロールで最後まであっという間に聴ける出来!!傑作です。
ロック来た
★★★★☆
名盤ということなら一枚目、二枚目。でもどうでしょう。このアルバムのロックさ。ちょっと鬼気迫るようなものがあります。トーキング・アバウト・ロックミュージック。ほしいものはそれだけ。メロディーの良さが救ってきた、ロックへの遠ざかり方・近づき方が、今回は完全にそういうことではないものになっているのも、もういいんだという開き直りに確信を与えていますね。
心地よいロック
★★★★★
スリーピースバンドとしてのロックのあり方がこのアルバムでまざまざと見せつけられました!リフでガンガン行くだけの今までのトライセラにメロディアスなナンバーが加わり一層ノレることまちがいなしです☆
曲数は少ないですがその分どの曲も完成度が高くてついついメロディをくちづさんでしまうでしょう!オススメです☆