という信念のもと、やはりTRICERATOPSはつくづく良いバンドだなあ。。。と。

2枚組みセットの一枚目がシングルタイトルのベスト集。2枚目がいわゆるＢ面集。
（ＣＤの時代になってからは「カップリング集」ていうんだよなあ。。。
でもタイトルが「B-sides」だし、当の和田くんが「B面集作るぞ！！」って言って出来たんだから、ま、いいか。）

自分はむしろこの2枚目のほうが目的で購入。

シングルカットされてる曲と比べると一曲一曲のインパクトは小さいのかも知れないけれど、
どれもこれも気付くと体が揺れていたり聴き惚れてしまったり。。。
トライセラの曲はまったくどれも油断が出来ないのです。

セールス抜きで自分達が好きなようにギターを弾き流しながら作っちゃいました的な、肩の力の抜けた曲たち。
このバンドの本質はこういうカップリング曲のほうにこそ在ると思っているのは、ワタシだけだろうか？

そしてそっちの魅力に一度取り込まれてしまうと、なかなかTRICERATOPSからは離れられない、やめらない。

そういう意味で、トラセラの持ついろいろな「味」が目一杯堪能できるお手頃なアルバムです。

星が3つなのは、1枚目のベストシングル集に自分の好きな「FALL AGAIN」が入っていないのと（トライセラの中では5本の指に入る名曲だと思っている）、期待していたＢ面集が意外と既に過去のアルバムに収録されているタイトルの並びになっていたから。

マキシシングルにしか収録されていないような、本当に本当の意味でのＢ面集が欲しかったんだけど。。。厳しすぎるかな？

トライセラ初心者には最適、そして
コアなファンも満足できる物だと思います。
DISC1は絶妙で、初めて聴く人の心をガシッとつかむような選曲＆曲順。
個人的には「GUATEMALA」が入っていないのが残念ですが、
何度聴いても飽きないのでヘビーロ−テーションしてます。
DISC2はコアなファンにはグッとくる選曲だと思います。
デビュー当時から変わらない骨太でキャッチーなロックはまったく古びません。
シンプルで、ストレートで、普遍的。
このCDや新曲を聴くたびに「本当にいいセンスしてるな」と脱帽します。
和田唱の日常を題材に書く独特の詞も、男子の心をリアルに描いていて、
女子としては感心しきり。その世界に引き込まれます。
トライセラ10年の音と世界にどっぷり浸ってみたい方にはぴったり！

彼らの10年分の活動を凝縮したベスト版です。
これまでの代表曲に加え、初期の頃のレアな楽曲も収録されてます。
改めて名曲揃いだなぁ、捨て曲がないなと感心します。
トライセラをこれから聴き始めようと思っている人には最適だと思います。ぜひ。

　３ピースバンドTRICERATOPS（トライセラトップス）の全シングル／カップリング曲のほとんどを網羅したシングルコレクション２枚組。１枚はシングルタイトル曲から、２枚目はカップリング曲からの選曲となっている。それぞれの曲順はメンバーにより決められたとのこと。
　個人的には「Going To The Moon」や「Fly Away」のような、前へ向かう決意や上を向こうとするポジティブサを宣言した曲が好きだが、むしろ和田唱のソングライティングの真骨頂は、日常のふとした情景や出来事からちょっとした恋心や嫉妬心、自身の揺らめきや彼女への想い・・・そういった大げさではない、些細だけれどとっても大切な情感を、細やかにすくい取って描いてみせるところにあるのではないかと思う。
　巷に溢れているラブソングは大仰なものが多いように思うのだが、彼の描き出すセンシティブな感情は、聴く者にとって身近な共感を呼ぶ。
　また一方、３ピースでありながらその制約をむしろ楽しむかのように、メロディアスかつビートの効いたサウンドもまた、他の凡百なバンドでは聴くことのできない、彼らならではの魅力。
　今のヒットチャートにどこか満足できない、そんなあなたにオススメの１枚（いや２枚）！