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デモナータ 7幕 死の影

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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予測不能 ★★★★★
本幕ではベラナバスの生い立ちが綴られています。
彼の出生の秘密やブランとしての人生などが分かるので、今までの幕に散りばめられていた布石が見事に噛みあってました。
でもそれはあくまでも本幕ではサイドストーリーで、本幕の語り手はベック!
現世に蘇ったベックの複雑な心境が巧みに描かれてました。
そして相変わらず容赦ない悪魔達に加えて【子羊】や狼男、そしてあの女まで・・・。
魔将ロード・ロスさえも従える怪物の正体が最後の最後に明らかになるけど、あまりにも絶望的なその正体にビックリしました。
この先どうなる事やら・・・。
またまた謎だらけ…! ★★★★☆
今回はベック視点で物語は進められます。始めは、ビルEを忘れられないダービッシュとベックのぎくしゃくした関係から始まり、やっと和解できたと思いきや、いきなり襲撃の数々で終わって行く感じです。狼人間を送り込んだのは誰?!グラブスとカーネルは?ロード・ロスをも従える新たな敵、シャドーとの行く末は?この巻でも重要な人物が命を落とします。そして、戦いの行く末がお先真っ暗な予感が伺えます。

ベックを中心にベラナバス、ダービッシュが主となって描かれているので、グラブスやカーネル、それに毎回必ず登場していたロード・ロスの出番が少ないです。今までは、ロード・ロスが何ともの魔将で威厳もありましたが、これからはシャドーの存在に押されてもうあんまり出て来ないのかなぁ… とか思えるとちょっと淋しい気もしたり、そしてなにより、なんともの頼りであったダービッシュの存在にも影が差し、おじさんファンにはちょっと辛い巻かもしれません。

この巻ではベラナバスの過去が明らかになりますが(それがメインだと思いますが)、新たな疑問の数々、これから一体どうなるんだ… という不安。前巻ではベックも生き返り、カーガッシュとなる3人が集まり、おぉ!すげぇ!とテンションも上がりましたが、これからは、どう転んでも行く末は暗黒なんだろうなぁ、としみじみ思ってしまい、暗さがぷんぷん漂う巻だと思います。