衝撃の第1王子
★★★★★
【そうして、出会いが意味を持ってゆく】
真っ赤な髪色のヒロイン・白雪が家出(?)先で出会ったのはその国の第2王子・ゼン。
そこから始まる、2人の物語…
晴れて宮廷薬剤師となり入城した白雪は、ゼンとの絆を深めていく。
ある日、ゼンの管轄領の砦で兵士たちが次々と倒れていく事態が起こり、そこへ向かったゼンだったが…。
互いの立場を慮りながら、そばにいたいと願い、行動する2人。
確かな恋愛感情にこそ触れられていないけれど、想いを重ねるたびにそこに存在する強い想い。
淡く淡く輝いて、優しい。
ゼンのさらりとした優しさが、白雪の凛とした姿が、何のてらいもなく真っすぐに相手を見つめる視線が、
とてもいとおしい。
さて、最後にとんでもない伏兵が登場。
おそらく2人の最大の敵となるであろう、第1王子でありゼンの兄・イザナ。
どん引き。第一印象悪すぎ。
ここまで順調に歩んできた2人にとんでもない障害物。
どうしろってんだ。
今巻を見て驚いた、白雪の上司・リュウは高尾滋氏が書いたかと思いました。がん見。
1巻では草川為氏の雰囲気に似てると思いました。
脱線したけど、2人が一緒にいるところはほっとします。
この2人を周囲の人々は「友人」と表していますが、果たしてそれが妥当なのかどうか…。
今後はイザナが気になります。イザナが。白雪はいじめないでいただきたい。
宮廷薬剤師のススメ★
★★★★☆
赤髪の白雪と王子ゼンの物語、ファンタジー漫画第2巻です
試験を経て晴れて宮廷薬剤師となった白雪
会話が苦手な上司・リュウ(12歳)との出会い
ラクスド砦の異変調査
ゼンの兄、第一王子イザナ登場
白雪とゼンのシーンが温かくて好きめです☆
二人を筆頭にキャラクターに透明感があります
リュウがなんか可愛かった〜
第5〜8話+読切が収録されています
ゼン兄のせいでひと悶着!?
新展開!
★★★★☆
宮廷薬剤師の試験に合格し、見事宮廷薬剤師となった白雪。
上司も決定し、意気揚々と仕事をこなし始めます。
でも上司は12歳と年下だったり、自分のことを省みず治療に当たったために倒れてしまったり…そしてゼンの兄イザナの策略。
順風満帆ではありませんが、白雪の直向さが良いですね!
前巻はどこかでみたことがあるな〜という印象を抱きましたが、わたしの中で払拭されました、新展開です。
絵も繊細ですね、細かいところも綺麗に書き込んであります。服や小物が素敵です。
初巻頭カラーの絵も載っているのですが、綺麗な絵なのにぼやけてしまっています、そこが残念でした…
王宮でのお仕事はじめ
★★★★★
赤い髪の白雪は、その人目をひく髪色のため
生国の王子に目をつけられ、国を出た。
逃れた先の国の第2王子・ゼンと親しくなり
彼の力になるために、白雪は宮廷薬剤師になったが。。。
おとぎばなしのようなファンタジー、第2巻。
宮廷薬剤師として、仕事をはじめた白雪。
まだ12歳の天才少年・リュウが上司となり
少しずつ王宮での仕事にもなじみます。
そしてゼンの仕事先で起こった原因不明の病にもたちあい
仕事も、二人の関係も、成長していくのですが
そこにゼンの兄・イザナが王宮に帰ってきて。。
白雪とゼンの仕事や立場に対する誇りや努力、
お互いを思いやる気持ちと信頼が、すごく素敵でした。
ゼンの側近たちや、リュウもいい関係を結び
ほのぼのしていたら。。イザナ殿下の登場で、
一気に黒いです。
悪巧みをめぐらせるイザナ殿下の策略は、
まだはじまったばかり。
緊迫です。
デビュー後1作目の現代モノのお話も1作入っています。