ここにはPUNkらしい暴力性など必要ではなく、あるのは音楽的成熟と熱く「前向き」な強い意志です。聴く人に活力と希望を与えるかのような、瑞々しく熱いサウンドが胸を熱くさせます。
「Girl On The Phone」「Thick As Thieves」「Heat Wave」「The Eton Rifles」等、収録曲全てが名曲です。
ただ、その中でも私的には5「Wasteland」,7「Smithers-Jones」があまりにも切なく、この作品で最も愛聴しています。この2曲を聴くと、言葉では言い表せれない感情が込み上げて来ます。感傷的、ノスタルジック、そんな表現が近いでしょうか。
THE JAMの作品を一通り聴いてきましたが、私にとってはこれに勝る作品はありません。
しかし、ボーナスが9曲も収録されたバージョンが出てるとは・・・。
買い直さなければっ!