全ての人のもどり道
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陽水初のLIVEアルバム。
「傘がない」、「夢の中へ」といつた当時のヒット曲、話題曲も含まれており陽水自身も感情を込めて歌っているのがよく伝わってくる。
おそらく父母への想いを込めたのであろう「人生が二度あれば」にはごく平凡な夫婦の日常をとりあげながら、それがいつのまにか聴き手自身の人生を振り返えさせて
しまう普遍的な名曲である。
そして「帰郷」。血を吐きながら鳴くといわれるホトトギスに込められた当時の陽水の思いが切なくも伝わってくる佳曲である。
彼はこの後、当時ではモンスターアルバムとなった「氷の世界」を発表しその音楽的位置づけを決定的なものとし、その後も優れた歌曲を作りづけていくが、現在のクリスタルな歌唱を確立させる前の井上陽水の肉声が堪能できる唯一のアルバムとしてこの作品は貴重である。
弾き語りパッションもいいですが
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若き日の陽水のライブ版。
歌唱力は昔から(アンドレって 堀プロだったの知ってました?)ありましたが
今ほど、うねる歌い方ではなく(前兆は見られますが)意外とすんなりと歌ってます。
人生が二度あれば、傘がない、東へ西へ 夢の中へ 名曲ぞろいです。
陽水のコンサートたびたび行きますが、過去のヒット曲をあまり歌わない
ところが魅力の一つ。
ここに収録されている曲を今のライブではなかなか聴けないと思います。
中学生の頃、少ないお小遣い出して買ったレコード。
当時テレビなんて絶対出ない陽水、ライブだと何か喋ってるだろう と期待して
買ったものです。
ちゃんとお話入ってますからね。(ちょっとホロリきます)
ギター1本で人を感動させていたこの時代、フォークの真髄ここにあり。
もちろん星5個!
説得力のあるライブ盤
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これがレコードで発売されたのは、すでに30数年前ですね。手元にレコードもあるのですが、発売年月日がないのです。当時は、受験に失敗してきた経過からアンドレ・カンドレの脱皮時期で、非常に暗いイメージです。今でも余り変わりませんから、性格といっていいのかもしれません。しかし、曲の説得力は歌い方だけでなく、メロディや詩も卓越したものがあります。
「夏まつり」「いつのまにか少女は」「人生が二度あれば」は、本当にアコースティクの音が冴えて、雰囲気を盛り上げています。また、「紙飛行機」では、ギター弦のプリングオフやハンマーリングが、妙に紙飛行機の繊細さをイメージ化しています。陽水のギターは自己流だそうですが、本当にうまいと思いました。
当時僕は、このレコードを何回も聴いて、ギター・コピーに励んでいました。「夢の中へ」は、当時のヒット曲ですが、コンサート会場で、これほど完璧に歌えるのも当時は珍しかったのではないでしょうか。今は当たり前ですが、当時陽水は、スタジオもステージも同じ音をだすことができていたアーティストでした。
アルバムでは、人気のあったアルバムですが、全体的に地味であっても陽水の天才性を見ることができる一枚です。
弾き語りパッションなど問題外
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過去と今のLive盤としての比較なら、ありかも知れないけど…。
元々、歌の上手いアーティストですが、若い陽水の歌声には、本当にうっとり。
今も勿論現役アーティストですが、だいぶ歌い方にくせが付いてしまい、少々苦手です。
歌と違ってMC部分は滑舌悪い(苦笑)のですが、亡父の思い出を語り、曲に入る件は、ホロリとさせられます。
若き天才アーティストのLive音源を、堪能してください。完成度、高いですよ。
弾き語りパッションと聞き比べたい!
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声がとても若い!陽水の絶頂期の弾き語りライヴアルバムでいまだにライヴアルバムの最高売上枚数を誇っている。そしてこのあと伝説のアルバム氷の世界が発売された。ぜひ弾き語りパッションと聞き比べたい。