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毒舌日本史 (文春文庫)

価格: ¥916
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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きらきらの書評より ★★★★☆
べいらんべい口調で、日本史をぶった切るという形で、単純な見方ではない、うがった見方で日本史を追いかけていくのが面白い。先日読んだ坂口安吾の言い方を思い出しました。
日本史の勉強にあわせて読むと面白いかも ★★★★★
和尚の深遠な学識と独特の文体で、読む側を決してあきさせません。

歴史好きには勿論お勧めの一冊です。ですが、できることなら大学受験の日本史受験生に読んでもらいたいです。
なかなか想像しづらい歴史上の出来事を、この本を通じて立体的に知ることができ、受験知識に広がりができるのではないでしょうか。
こんな目的で本を読むと、今和尚からは「この馬鹿野郎!」と言われそうですが(汗)。

歴史に詳しくない人でも楽しめるとは思いますが、理解するためには前提知識が必要なので少々ハードルが高いかもしれません。
仏教者が語る日本史!和尚ばんざい! ★★★★★
今東光和尚の文章はやくざな語りのせいで俗な話のように聞こえてしまうが、
きっちり古典を収めた上での切り口で読む者を飽きさせない。この独特の
スタイルがあまりに印象に残るため、和尚の普通の小説を読むと逆に
物足りない感じがある。

この本は毒舌で歴史を語るというより、天台の僧侶が見る歴史観であり、
廃仏毀釈の及ぼした害や、神道と仏教のつながり、昔の日本人のモラルが
いかに宗教をベースにしていたかが良く見えてくる。この本のエピソード
のひとつひとつが十分小説になりそうなトピックなのに、おしげもなく
語られており、もったいないぐらいの感があるほどだ。

学生運動さかんなころに書かれた本なので、運動批判がチラホラするのが
うざい感じもするが、それ以外は今でも驚きの内容がふんだんに盛り込ま
れている。

今の時代に和尚が居てくれたら、どんな言葉を投げてくれただろう。
そんな思いにとらわれながら一気に最後まで読んでしまう本だ。
「えっ、そうなの?」の連続 ★★★★☆
 博覧強記で毒舌家の元中尊寺貫主が語る、雑談交じりの教科書には載らない日本史の話。
 今東光ならではの日本史裏話が次々に語られ、「えっ、そうなの?」という言葉が自然にでてしまう。ひょっとしたら専門家には良く知られた話なのかもしれないが、少なくとも私は今まで聞いたことがない話ばかりだった。

 「古事記の『蛭子』とは蛭のような子のことではなく、天照大神の兄という意味だ」、「藤原家の人々の祖先は鎌足ではなく不比等、そして不比等は天智天皇の御落胤だ」など、興味深い話が満載。中には「ここまで断言していいのか?」という話もあるものの、日本史への好奇心は否が応にもかきたてられる。

 味気ない日本史の話にはもう飽きた、という人にお勧め。