続編、一部リメイク
★★★★☆
まんが道の続編、一部はリメイクという作品です。
大人になったトキワ荘の人々は適度な距離感を持ち、
成長という意味を感じさせます。
テラさんの入院を発端に始まったはずの保険が、
本作だと別の人になっていたりして
時系列的には一部リメイクなのですが、
全体としてはまんが道の続きとして楽しめます。
友情と夢がストレートに描かれるのが感動です。
わくわくする書き出し。
★★★★★
中公文庫の「まんが道 (14) (中公文庫―コミック版)」14巻は、ここに繋がってきます。
満賀と才野は、トキワ荘で別室になっています。
それに、髪の毛も伸びて、坊主頭ではなくなったようです。
「まんが道」の続編ですが、若干の重複、修正が冒頭近辺で行われています。
題名の通り、21歳になった満賀は、周りの女性が気になります。
石森氏のお姉さん、松葉のしのぶちゃん、うたごえコーラスの女性達。
反面、連載は減っています。
読んでいて少し意外に感じましたのは、手塚治虫先生が度々登場することです。
手塚先生もトキワ荘のみんながとても好きだったんですね。
後半に、手塚先生の「ぼくのそんごくう オールカラー版」を藤子、赤塚、石森という超豪華メンバーによる代原のエピソードが登場します。
この原稿、手塚治虫記念館で見ることができます。
赤塚氏のアイデアが素晴らしいです。
トキワ荘にいる人たちは気がついていなかったのでしょうけれども、何しろ天才児の集まりですから。
次から次へと作品が生み出されてくるのが魔法を使っているように見えてきます。
ニート・フリーター・これからの社会人にもお勧め!
★★★★★
一言、素晴らしい本です。
若きトキワ荘の面々の息づかい、昭和30年代の空気が、
リアルに伝わってきます。
かすかに光明が見えているけれど、
これから続く人生に不安を持っている方々にお勧めしたいです。
病気で就職が遅れたものの、
本業のサラリーマンに加え副業での文筆業の道も開けてきた私には、リアルな話です。
ただ、まだ光の見えないニートやフリーターの方々にも、
早い段階で読んでいただきたい本です。
できることから頑張っていけば、満賀道雄たちのように道が開けてきます。
それを知って欲しいのです。
満賀道雄の漫画家人生は、これから、どうなるのでしょう。
ものすごく楽しみです。
まんが道ファンならば
★★★★★
まんが道23巻以降の話がずっと気になっており、ネットで必死に探している時に見つけた一冊。あの続きが読めます。
藤子ファンには絶対お勧め
★★★★★
安孫子素雄(A)こと満賀道雄と藤本弘(F)こと才野茂の出会いから上京・・東京での生活と 二人の生い立ちが書かれた「まんが道」の続編
その為、まんが道を読んでからのストリーが分かりやすい。 本シリーズでは、年齢的にも成長しているので、女性関係も多少入っているので面白い。 しかし欠点として、時間の流れがずれている箇所が数箇所ある。まんが道で一度あったシーンの再登場などあるが、ファンとしては気にならない程度である。 藤子不二雄をモデルに、その他の登場人物(手塚治虫 石ノ森章太郎 赤塚不二雄夫など)も出てくるので非常に楽しめるシリーズです。