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木戸の椿―公事宿事件書留帳〈2〉 (幻冬舎文庫)

価格: ¥617
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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どの作品も楽しめた ★★★★★
公事宿事件書留帳シリーズの第2編。
7つの短篇が収録されているが、意外な展開を辿る作品が多くてどれも楽しめた。
例えばタイトルになっている「木戸の椿」は、貧しい長屋暮らしの少女が誘拐されるが、その理由がユニークで面白い。また「甘い罠」のような人間の冷酷さにぞっとさせられるような作品もある。
主人公の菊太郎とお信の間も進展してきており、こちらの展開も楽しみで、第3篇を早速読みたくなった。
読むほどに味が出る。 ★★★★★
『公事宿(くじやど)』シリーズ第2作では、前作からの登場人物たちを引き継ぎ、
馴染みの顔ぶれも増えて楽しみが増す。
サイドストーリーとなるそれぞれの物語も少しずつ前進し、
その人間関係の味わいも深みを増して読みどころのひとつとなっている。
主人公菊太郎の毎回の鮮やかな活躍や、奉行所内でも一目置かれる人となりも爽快。

余談ではあるが、ドラマ化されているキャスティングよりも、
原作の菊太郎はずっと二枚目で伊達男、凛としたイメージなのだが、どうだろうか。

スピーディーなサスペンス・ドラマ ★★★★★
主人公・菊太郎は、公事宿鯉屋の居候。武士を捨て、家督を弟へ譲り、その日暮らしをしながらも、身に付いた剣の腕と、事件への洞察力は人並みはずれている。

菊太郎が、武士と町人の中間のような立場故に、町役の侍ならば些細な事件として本腰も入れないような出来事に深く切り込んでゆく。

また、侍として役目に縛られない故に、司法が裁けない悪事を、刀をもって裁くことができる。

NHK金曜時代劇を観てから、原作を読んだので、京都の市井がどんな感じなのか、ドラマのおかげで容易に入っていくことができた。京都の地図でもあれば、テキストとして地理感を味わえると思う。
京都の四季、催し、風景がたっぷりと味わえる。

恋人・お信との仲がどうなっていくのか、気にかかる。