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エトロフ発緊急電 (新潮文庫)

価格: ¥882
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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フィクションなのか? ★★★★★
本書はフィクションなのでしょうか?それともノンフィクションなのでしょうか?フィクションであればどこまでが真実で、どこまでが架空のものなのでしょうか?スペインの戦場風景から始まる本書がアメリカを経由して日本にたどり着きます。日本の中でも東京から北海道、そして択捉と、世界規模で舞台が変わっていきます。その都度主人公のである斉藤の心情にも微妙な変化が起きます。冒険小説と歴史小説と恋愛小説の良いとこ取りした本書はお勧めです。
冒険小説には・・・ ★★★☆☆
冒険小説の醍醐味は危機迫る中で自分自身を追い込める所なんだけど、追い込みかけた途端つまらない恋愛が入った時点でガックリ。あれは必要なのかな。あそこまでは楽しめ、良い作品に出会えたと思います。
大戦もの ★★★★★
 第二次世界大戦に関連する小説は多い。また、パールハーバー奇襲を扱った小説も多い。この手の小説で日本の作家によるものとしては最高傑作だと思います。単行本の出版が 1989 年。20 年経った今でも何の違和感も無く面白く読めます。直前作の「ベルリン飛行指令」の小ネタが入っている箇所が有るので、時間のある方は「ベルリン・・・」から読むことをお勧めしますが、小ネタが小ネタと理解できなくても本作だけで十分楽しめます。
 内容の詳細は他のレヴュワーが書かれていると思いますので省きますが、史実を織り込みながら非常に違和感の無い「小説」になっていて、全てが「事実」と勘違いしてしまいそうなくらいです。著者は北海道出身だけに、東京から青森/北海道へと舞台が移ったあとの背景描写もすばらしいです。また、当時の日本人ハーフの生き方や単一民族国家ではない日本についても考えさせられるものが有ります。第二次世界大戦開戦前の日本軍および政府の動きに興味が有る方には当然ですが、単なる小説好きという方にもお勧めです。
かなりオススメです! ★★★★★
めったに再読しないが、この作品だけは、結末がわかっていても何度も読み返してしまう。
その理由は、確かにこの作品のジャンルとしては冒険・推理小説であるが、それに加えしっかりとした「歴史」のバックボーンがあるからである。たしか、この作者のいずれかの作品で「本当にあったことか、想像のことか、判断できないぎりぎりのところが面白い」という解説があった。実際この作品もそれに当てはまり、その辺りがしっかりとした読み応え感を与えてくれ、「また読みたい!」と思わせるのだろう。
冒険・推理の部分で言うと、いわゆる冒険小説というものは、「何でこのタイミングで計ったように登場するの?」と、その場面場面での出会いが強引で、そこからストーリーを新たな方面へと展開しているが(個人的感想)、この小説は複線の流れ(アメリカ、東京、択捉)を自然と展開し、また編むことで読者をどんどん引き込んでいく。
上記他にも、当時の風俗、択捉の自然・歴史なども丁寧に書かれており、充実した作品である。
おもしろい ★★★★☆
物語の最初は、話題がいろいろと飛ぶのですが、これら伏線が1つにまとまる中盤で面白味が盛り上がります。
後半はハラハラとドキドキが入り乱れ、主人公のスパイに感情移入してしまいます。
おもしろい!