トイレネタなんて、よっぽど気心が知れない限り?、絶対に語られないと思いますが、みんなってどうしてるのかな~?って人には聞けないけど(聞く必要もないけれど)、不思議に思ってることってあると思います。酒井さんは女性の気取った一線をとっぱらい、女性のするどい目で、時に男性的な視点でズバッとメスを入れ語っています。それが読んでいて実に気持ちがいい!トイレネタなだけに、ちょっとくだらなさや恥ずかしさを感じてしまうかもしれませんが、彼女が大胆に代弁してくれているので、こんなコト考えるのは自分だけじゃないんだ・・ってちょっとホッとしてみたり、「あっコレ、分かる分かる」とついつい頷いてしまうところもあります。この他、「青年の単語帳」「春夏秋冬いとをかし」が含まれていますが、身近な話題を取り入れているので、どれも読みやすく面白いと思います。私はこの本を読んで以来、彼女の文庫本を次々買い、どっぷり酒井ワールドにハマっています。