「悪い人と思われないように子供をほめる」など、誰もが日常的に行っている行動をはじめとして、「周りに
イエスマンしか居ない人には叱って褒める」といった高度なテクニックを要するホメまで広く網羅している。
この本を実用書的に使うのはムリだが、それぞれの章での見てきたような鮮やかな場面設定には笑わされた。
「全米が涙した」という映画ボメの「全米」がミソである、とか「君には女を感じないなあ」というのもホメであるという指摘や、「女性で出世する人は取引先の部長を「チャン」付け」などの発見にも「そうか!そうだとも!」と思わず賛同してしまった。
純粋にホメをホメとして受け入れられなくなりそうで、少し悲しい本だと
思ってしまいました。それだけ現在の社会における、人間関係において
ホメが大事だと言っている点には共感します。
嫌味にならない人間関係を築くためのバイブル。
人付き合いは、誉めから始まるといっても過言ではないでしょう。
ここまで、人の心を読んでる人が、周りにいたら!?ちょっとやりにくいですよね。
人をホメる時はすぐバレるような、「ホメ」を使わないように、また自分も他人からの心にもない「ホメ」に踊らされないようにしたいと、考えさせられる(?)一冊。