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水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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決着 ★★★★★
 戦場の死に心を動かしてはならないと晁蓋が言っていた気がします。泣くのは戦が終わってからと彭きが話していた気がします。15巻はそんな言葉をまざまざと思い起こさせるほど多くの死があり、宣贊は奇策を持ってこの戦を終わらせようとします。
 多彩な武器を作り出した水軍と李応の攻城兵器部隊の出番がようやく訪れます。李応の方はともかく水軍は流花塞と連携した調練をしたり、張順の潜水部隊がいたりと攻撃面でもいろいろな展開を期待していたのですが、宋軍の莫大な船の数という理由で容易に劣勢になるのはいかがなものなのでしょう。前回の小競り合いでは船の数より兵の質であるとばかりに圧倒的な力の差を見せつけたりに、どうも陸上部隊との戦力のバランス調整をした気がします。
 威勝の方も治まりますが、そこまで酷い罠を用意しなくてもよかったのでは?と思います。不必要に傷つけすぎたように感じます。
 茶木則雄さんの解説にて楊家伝、水滸伝、楊令伝で宋代クロニクルと位置づけられており、楊令の出番の多さに納得しましたが、楊家伝を読んでいない私はやはり煩わしさを感じます。
激しさを増す官軍との戦い ★★★★★
やっと、続巻が文庫化された。本当に待ち遠しかった。

この間もまた人がいっぱい死ぬ。官軍との戦いもますます激しさを増す。
『水滸伝』(1〜19/替天行道:北方水滸伝読本) ★★★★★
書き始めると止まらなくなりそうなので…
原典の『水滸伝』を凌駕した最高峰の中国史小説でした。
そして、読んだ全ての人それぞれに違った想いを抱かせる、枠に嵌らない作品だと思います。
一読の価値は間違い無しだと思います。
梁山泊軍の薄氷の勝利! ★★★★★
二十万を超える官軍との激戦でじわじわと追い詰められていた梁山泊軍が一発逆転の北京大名府占領により官軍を撤退へと追い込むという、まさに薄氷を踏むような勝利。
読んでいてもあっけにとられるような早業で、真夜中まで読み続けてしまいました。
巻の後半では、まさかの扈三娘と王英の結婚というおまけもついて、読み応え満点です。
那須与一的花栄 ★★★★☆
もうだめです。限界です。
悲鳴を上げるまさに寸前。
風前のともし火の各塞。
梁山泊の新任軍師宣賛は、
ゲリラチックに宋の喉もとに刃を突きつける
賭けにでる。
功を奏して、なんとか宋軍の撤退を引き出すことに
成功した。
ひとつの山を越えた感さえ漂う折戟の章。