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水滸伝 (19) 旌旗の章 (集英社文庫)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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完結したが物語は終わらず ★★★★★
長い物語もこれで完結。しっくり読もうとしたんだけど、主たる人物が死にまくる展開で、息もつかずに一気に読んでしまった。

しかし、面白かったなぁ。追い込まれていく梁山泊と追い込む童貫の戦い。滅んでいく者たちだけでなく、敵も魅力的に描かれている。

完結と書いたけど、『楊令伝』という続きもある。こちらも読まずにはいられない。

またいつか、最初から読むだろう。
やはり結末が… ★☆☆☆☆
俺たちの戦いはこれからだ!みたいな終わり方にがっかりw
替天行道の志の継承という大きな流れもいいのですが
個人的には次代の担い手たちをクローズアップするより、「今」の梁山泊の人物にもっと語らせて欲しかったです
最終巻までに印象的な会話が凄く多くて感動もしただけに残念でした…
続編への前フリという印象が強く、右肩下がりの最終巻でした
賛否両論は「やっぱりな」です ★★★★★
つい先日全巻を読み終わりまして、レビューを見にきました。
「この終わり方は賛否両論だなー」・・・と思ってたんですが、
やっぱりそう感じる方は多いみたいですね。

ずーっと読んでいると10巻辺りから登場人物の子供のエピソードが
増えてきたので、少しだけ予想はできていたんですが。。。

別の方も書いていたように、私も女なので女性の扱いには複雑な
感情を持ちましたが、(一応)史実がベースにある物語なので、
これは「その当時」がそうであった以上仕方のないことのように思います。
そういう意味では、扈三娘と王英のあの一件が、
女性的には「胸のすくようなエピソード」だったのかも(笑)。
個人的には馬桂のほうが思い入れがありますけどね。

読み終わった瞬間はそうは思えませんでしたけど、
「水滸伝」は、19巻すべてがある意味「楊令伝」への壮大なプロローグで、
完結してなおワクワクさせてくれるんだから、まあいっか。というのが
今の正直な気持ちです。

少なくとも、これまで時代小説やハードボイルド小説に
一切目を向けなかった私がこんなに夢中になったという時点で
ただただ素直に「すごい!」と思います。

むしろ私のように、これまで(特に中国の)時代小説に
まったく興味がなかった人にぜひ読んで欲しい作品です!
『水滸伝』(1〜19/替天行道:北方水滸伝読本) ★★★★★
書き始めると止まらなくなりそうなので…
原典の『水滸伝』を凌駕した最高峰の中国史小説でした。
そして、読んだ全ての人それぞれに違った想いを抱かせる、枠に嵌らない作品だと思います。
一読の価値は間違い無しだと思います。
宋江死すも楊令とともに替天行道は死なず ★★★★★
梁山泊陥落の壮絶な最期です。
替天行道の旗は宋江から楊令にしっかりと受け継がれ、童貫への対決を宣言する楊令。
林冲はじめ、死なせてしまうにはあまりに惜しい男たちがあまた散っていったものの、その一方で生き残り、今後のストーリー展開がどのように進むのか興味はつきません。
『楊令伝』を読まずにはいられません。