呪術を中心として紹介した道教の本
★★★☆☆
学研のBooks Esotericaシリーズの一冊。この本は、道教の呪術的な部分に特に焦点を当てて書かれている。内容としては、仙人の伝説、神の伝説、内丹、外丹、その他諸呪術といった風になっている。そして、最後に道蔵等から符が86個図入りで紹介されている。これは、呪術などに興味がある人からすればとても面白いものだと思う。それにこれはBooks Esotericaシリーズに共通して言えることであるが、基本的に興味本位の本ではあるが、その記述内容自体は悪くはなくこれの延長線上に研究をすることも可能である。その為のブックガイドも本の最後に書いてある。このような系統で写真や図が多い本が一冊この価格というのは非常に安いので絶版になる前に是非とも手に入れてもらいたい。