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古神道の本―甦る太古神と秘教霊学の全貌 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 10)

価格: ¥1,020
カテゴリ: ムック
ブランド: 学習研究社
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入門用と侮るなかれ ★★★★☆
エソテリカ・シリーズは、手を出しやすい価格、そのものズバリで分かりやすいタイトル、豊富な写真や図版、大抵ずらりと棚に並んでいるため書店で探しやすい、といったところから信仰関係の入門書として推されがちだが、侮るべからず。巻によってはなかなかに手強い。
広く浅く。突っ込んで知ろうとすると物足りない…と思いきや、突然膨大な情報量を詰め込んだ項目があり、流し読みで済まそうなどと甘いことを考えていると半ばにして挫折しかねない。また、洗練され尽くした小粋な章立ては、「第1章 ○○信仰の基礎知識」といったステレオタイプを期待するド素人を、たちまち深遠なる信仰世界の大渦に叩き込んでくれる。
時間をかけて内容をきっちりと理解できれば、まさしくガイドとして最適だが、このガイド、知識は豊富だが決して親切ではない。
一歩進んだ入門書として有効活用できるか否かは、手に取る者の覚悟次第。
ゆめゆめ侮るなかれ。
日本の暗黒面を捉えた優れた概説書 ★★★★★
 西洋のダークサイドである悪魔学や黒魔術などの概説書は多々あり、日本でもその内容が良く知られています。しかし日本のそういった暗黒面についてはどうでしょうか。霊界との交感から神国日本幻想、『霊の真柱』から『竹内文献』・・・これらは、それほど知られていないのではないでしょうか。本書はその様な日本の暗黒面を多角的に捉えた素晴しい概説書だといえます。

 題名にある「古神道」というのは、儒教や仏教によって侵食される前の神道のことを一般に言います。とはいえ原始的な宗教行為を考古学に基づいて再現してみるといった内容ではなく、これはいわば江戸時代の国学者によるひとつの新しい思想といって問題ありません。その内実は、神意聴取の為の卜占技術の再興といったオカルト面、また古事記や日本書紀を聖典とするがゆえに「日本は神国」といったナショナリズム面を持つ他、漢字伝来前、古代日本人がもっていたとされる文字の調査までも含みます。

 本書では江戸期の国学者だけではなくその後、近代から現代にいたるまでの歴史を網羅し、例えば超古代は天皇家の祖先が世界を支配していたと主張する『竹内文献』にまで触れています。更に古神道のオカルティズムの実践方法と理論の紹介、それ以外にも神国日本の理念、日ユ同祖論、神代文字、霊的国防・・・など盛りだくさんの内容。巻末の文献案内も豊富であり、大変参考になります。本書の執筆者の方々が特定の主張を押し出すのではなく、冷静に叙述している点も評価できます。

 これほど手軽に手に入る、内容も豊富で秀逸な日本の暗黒面を捉えた書物は他に類を見ません。やや内容はマニアックだと思いますが、日本においては間違いなく需要のある好書でしょう。

OLD-SHI N TO, IN TOP OF THE WORLD!? ★★★★★
一言で言い現すと「日本のオカルティズム」。しかし、西洋の「オカルティズム」と比べると断然と「古神道」のほうが奥が深く感じるのは気のせいではないはず!!未だに決着が着かない「日ユ同祖論(および日本人起源論)」。大自然の霊力を利用して国を護る「霊的国防論」。神憑く神道家たちによる「予言/預言」。西洋のオカルティズムに比べて深く追求する思想体系こそ国際化、多様化した人間の世界に必要なモノなのかも知れない…。