気になっていた「本」に関する疑問がおもしろおかしく、たくさん解決しました。
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いつも気になる本の「スリップ」、購入した本にそのままスリップが入っていて、
報奨金がもらえると書いてあり、スリップだけ本屋さんに返すべきか悩んでました。
この疑問も解決。
そのほかに、ベストセラー倒産の仕組みや、本の作り方からくる、落丁等の典型などなど、
日頃の疑問が一気に解決です。
かつ面白い。本好きの人にお勧めです。
書店の仕事に興味がある方にも手に取って欲しい作品です
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本屋さんの日常を描いた作品です。実際2006年末まで書店でアルバイトをしていた著者が本屋の内側を描いた力作です。
売れ筋の欲しい本が入荷しない気苦労や、書籍名を正確に分からなず注文にくるお客様のお話しなど、体験談に基づいたエピソードが面白い。また、漫画ではありますが、取次、出版社、書店の関係なども書かれている。書店の仕事に興味がある方にも手に取って欲しい作品です。
掲載されると思ってたのに!
★★★★☆
実は新書館さんのコミック新刊の注文書の裏にはかーやまさんを主役とした暴れん坊営業さんという4コマ漫画が載ってたんです。見損ねたものもあったので最終巻に載るものと思い楽しみにしてたのですが、なかった〜(泣)。そしてこの最終巻のスリップ(読者の方には説明は不要ですよね)の裏にもおまけ漫画。抜かれるものに何故ここまで手間を?と思ってしまいます。番子さんの遊び心にバンザイ!まだ最終巻を買われてないなら店員さんに「よかったらスリップ下さい。」と言ってみましょう。新書館さんは報奨金制度がないためあっさりくれるかも。営業さんが入ってなかったので星を1つ減らしました。
本屋の内幕を描いたマンガが過去にあったか?
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職場の女の子に1巻を借りて読んだら、ハマってしまい、一気に1〜3巻を買ってしまった。
書店の中がどうなっているのか、あのシオリみたいな紙はなぜあるのか、版元・取次・書店の関係、基本的には委託販売で岩波書店は買い取りなんて掟、この本で初めて知りました。
書店が無くならない限り、この本は全国の書店のマニュアルと化す逸品でしょう。
温かい気持ちになる
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1巻、2巻と楽しませてもらった『暴本』、ついに完結なのですね。残念!
3巻ももちろん、ハイテンションを維持して期待を裏切りませんでした。
どのエピソードを読んでも、必ず最後に心が温かくなる話作りは、
著者の優しい性格と、本屋さんの仕事への愛を感じさせます。
本屋の現場から離れても、また読者を楽しませてくれることと思います。