嘘食い大好きです。

系統としてはカイジに近いマンガです。
が、個人的には嘘食いの方が遥かにおもしろいです。


この巻はちょっと梶君かっこよくなりすぎな感もありますが、起承転結の転結ですから読み応えのある巻になっています。

今回の逆転劇も痺れました。

「雄牛の子宮編」、凄く面白いですね!ヤンジャンはタフとガンツしか読んでなかったのですが、たまたま色っぽい姉ちゃん（蘭子さん）と何とも不気味な男（滑骨）との絡みや、インパクトのあるビジュアルが目にとまり、読んでみてハマりました。トリック、心理描写、ドキドキする展開などどれも素晴らしいです。単行本も全巻買ってしまいました。まだ全部は読んでないので全体の評価はできないんだけど、とりあえず「雄牛の子宮編」に関しては、今連載中の青年漫画でトップレベルに面白いんじゃないかな。おすすめです。

最後の最後で、ある人物に対する最後の裁きが下ります。
人の怨念というものが存在するとするならば、まさしくこういう状況をさすのだろうな、と思いました。
しかし郁斗の顔芸っぷりはなかなかすごかったです。
そして、郁斗のトリックの解明もまた、梶の成長とともに表現されていて、良いですね。
なかなかない類の本ですが、これから梶達がどう成長していくのか非常に楽しみです。

この漫画は間違いなく面白いです。子供には読ませられませんが、
作者の考えているきわどさってものが、世界の残酷さは確かにあるのだと、この漫画を読んで気づかされました。

中身は悪くないが、表紙がゲイのようで損していると思う。

雄牛の子宮編はこの巻で終わりを迎えます。
梶がここまで成長するとは誰が予想したでしょうか？　ついでにマルコも最後の方で成長しますが、こっちは悔しいので触れてなんかやりません。ちくしょう、どこまでいったんだ!!
見所もたくさんありますので、是非みなさん御自分の目で確かめてほしいです。特に「これって遊星からの物体Ｘ？」と思ってしまうほどに、崩れに崩れた顔芸は今までに見たことないですね。
次巻からは貘さんがテレビ番組のディレクターになる章ですね。6月が待ち遠しいです。
最近のマンガは面白くないという意見もたまに耳にしますが、結構あるものですよ？

後半の滑骨と梶の言い分はどちらも「成る程な」と思わされました。
そして、羽山郁斗。彼は最低の人間でしたが、同時に最高の悪役だったと思います。最近の世の中、ここまで極端じゃないにしても、郁斗のように身勝手に物事を考える人って実は多いんじゃないかと思います。
彼は良い反面教師ではないでしょうか。是非多くの人にこのキャラを見てほしい。そして、「なんて最低な奴だ。自分はこうはならないようにしなきゃ」と思ってほしいです。少し大げさな言い回しだと思われるかもしれませんが。

さてと・・・ちょっと歯医者に行ってきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジョンリョ