学校の先生は教えられない会社の常識が学べます。それは綺麗事ではない世間の実態についての処世術が書かれています。著者の染谷氏は昔からたくさんの人材育成に関する書籍を書かれています。
中でもこの一冊は、子供にも読めるように工夫されています。
現在、就活で苦労している高校生や大学生が読めば財産になる一冊だと確信しています。

大変素晴らしい作品である。
社会人として、組織人として、必要なことを非常に判り易く、１セクション３ページに端的に記述されている。
全部で９７セクションあり、それぞれを無作為に読むことも可能である。
ここまで必要なポイントを具体的に指摘し、現代風にまとめられている書物は他には存在しない。
若者だけではなく、部長や課長といった幹部に対する指摘事項も貴重な内容となっている。
この作品には、現在の日本の子供の教育論にも影響を与えるほどの説得力があると言って過言ではない。

この本には企業の本質、社会人の本質が書いてある。
新人社員向けに書かれた本と言う事だが、むしろ入社5年目辺りで会社とはどういったものかを確認するのに適していると思われる。
報告一つにしても、どうすれば円滑に業務が遂行するかが分かりやすく書かれてある。

めざせ!仕事のプロ こんな社員になりなさい

読んだ感想としては率直に申し上げますと現在の若者に欠けている部分を書いた著書という印象を受けました。会社は組織であり個人で動くものではないので、今の若い方は組織の一員だという自覚をもって仕事していかなければならないと思います。書いてある内容としてはもっともだと思える部分もありますが、この本を書いてある著者が少々お年をとられているせいか、幾分時代遅れなイメージもあり、果たして時代の変化がめまぐるしい現代でこの著者の持論がはたしてどこまで通用するのかが疑問に思う部分もありました。