エリオット・へスター著、『Plane Insanity』は、信じられないような話が次々と出てくる楽しい1冊だ。しかもそれがすべて実話なのである。副題 "A Flight Attendant's Tale of Sex, Rage and Queasiness at 30,000 Feet" を見れば、本を開かずともとんでもない中身だということが想像つく。へスターは、空を飛んだ(彼いわく「ブリキ缶に乗った」)15年もの間にありとあらゆる事柄に遭遇した。そして、そうした大声で笑わずにいられないようなできごとを、身振りを交えて話すように、自嘲っぽいユーモアを交えながら回想する。
本書を読む楽しみが損なわれない程度に、へスターのおもしろい話を少しだけ紹介してみよう。子どもの吐いたものが不運にも飛んできた話、機内でつばめを追いかけた話、女性を誤って違う便に乗せてしまった話、酔っ払った男が酒のカートの上に排便して乗客と乗員を恐怖のどん底にたたき落とした話。そして、もうこれ以上変わった話はないだろうと読者が思いはじめたころ、熱々のカップルが悪名高きマイルハイクラブ(機内でセックスすると会員になれるクラブ)のメンバーシップをめぐって争う話でさらにその上をいってみせる。へスターが、この「選ばれた人しか入会できない会」のメンバーだったかどうか知りたい人は本書を読もう。「買って損をした」とは感じないはずだ。(Jill Fergus, Amazon.com)
スッチーも大変なんだ
★★★☆☆
現役客室乗務員の内輪話で、頻繁に航空機を利用するものとしては、まあ想像力の範囲内の話です。確かに、地上1万メートルで、旅行の高揚感、緊張感、アルコールなどがないまぜになって地上では考えられないことが起こるのでしょう。しかし、乗客よりすごいのは、客室乗務員や機長などのスタッフの機内外の生態です。バイトでバーテンダーを徹夜でしてから空港に駆けつける者(実は著者)、離陸時に延々と離婚話をする客室乗務員などなどの逸話が興味深かく、更に最近は、客室乗務員の処遇が劣化していると聞くので、乗客との接触を最低限にして自分たちのおしゃべりの興じる彼らの背景が妙に納得できました。その意味では、この本の啓発効果を認めます。 従って、この本をとりわけお勧めはしませんが、機内、特に、食事を出した後は、全乗務員がギャレリーに姿を消してしまう米国系航空会社機中での暇潰し程度の期待感なら裏切られません。ただ、訳文はこなれていません。 続編を出されるなら、原文と多少違っても、日本語としてすんなり読めるようにするのも訳者の力のうちと考えますがどうでしょうか。
翻訳が残念
★★★☆☆
長時間フライトの折、読みました。
翻訳がわざとらしく、くどくて、読みづらく、イライラした。
おもしろさが、十分伝わらなかったと思うけど、
時間つぶしにはなった。
とにかく笑っちゃう
★★★★☆
最近なにかに悩んでいる人、ツラい思いをしている人、ストレスがたまっている人、その他とりあえず心がモヤモヤしている皆様、この本を読んでしばし厳しい現実から逃避してください。とにかくバカバカしさ満載の抱腹絶倒本で、脳ミソのネジが少々ゆるむ事確実です。
ただし、うっかり電車の中なんかで読んじゃうと、思わず吹き出して周囲からヘンな目で見られてしまうかも・・・・そのへん要注意です。
アメリカ人は一体飛行機の中で何をしたりしなかったりしているんでしょうか。どうかおとなしく飛行機に乗っていてくれよ、と切に願ってしまいます。
・・・ところで私の仕事はフライトアテンダントです。この著者に負けないぐらい飛行機の中で仕事をしていますが、こーんな楽しい体験はただの一度もした事がありません(涙)。まぁ、この本のようなお客さんと出会う事が必ずしも「いいフライト」とは言えませんが。
さーあ最近笑っていない人、まずページを開いてください。現実逃避しましょう!
黒人男性フライトアテンダントの話
★★★★★
黒人の男性フライトアテンダントが、理不尽な客や、理不尽な同僚たちとの出来事を、おもしろおかしく書いた一冊です。
飛行機を多く利用する人であれば、かなり楽しめると思います。また、機内でのちょっとした秘密なども書かれているため、いろいろ参考になることも多かったです。
数時間のフライト中に読破できる量なので、機内で読むことをおすすめします。
飛行機の中で読むにはうってつけ!
★★★★★
男性フライトアテンダントが飛行機の中で起こったあーんなことやこーんなことを面白おかしく書いています。特に飛行機の中で起こったセックス話やフライトアテンダントたちのクレイジーなパーティーについてかなり詳しく書かれていて、面白い!
読みながら、真面目そうな顔で働いているフライトアテンダントをまじまじと見てしまうこと間違いなしです。