私的にはもう一歩
★★★☆☆
この本に何を期待しているかによって評価が分かれると思います。
私は『KAPPA』を先に読んだので、
同じようにTENGUの正体を暴き、大捕物で大騒ぎ!
みたいなのを期待してましたが、全然違うものでした(汗)
TENGUによる殺人事件は26年前の出来事で、
それを今になって当時の資料等を調べて真相を究明していくというような感じで、
リアルタイムで事件が進行している分けではないので緊迫感は希薄です。
現在と過去の書き分けは、具体的に年代の記述が無いにもかかわらず、
それが簡単に解るようになってて、とても上手かったです。
KAPPAの正体は納得でしたが、
TENGU正体はちょっと微妙・・・とてもカラス天狗には見えませんw
慟哭
★★★★★
KAPPA、RYUなどを書き終えての執筆からか筆力はかなり高いと思いました。特にプロローグの描写は最高でした。話はずれますがこのレビューをみてから購入したので犯人のおおよそは読むまえから分かってしまいました。ミステリーのレビューで犯人まで…もう少し人の気持ちを考えてほしいです。
興味深かった
★★★★★
柴田さんの世界観に巻き込まれて一気に読んでしまったくらい面白い本でしたが、
女性から見てちょっと複雑な気持ちにもなりましたし、
最後の説明がちょっと物足りなく感じました。
しかし、UMAや時代設定は面白かったし、色々考えさせられる部分もあるし、
登場人物たちの心情がよく分かる作品で面白かったです。
個人的には事実を知ったその後が気になりました。
あたしは、ダメだった。
★★☆☆☆
うーん。
UMAが出てきちゃうともう、お手上げ。すいません。
最初にSFだって思えれば良かったのかもしれないが、おいしいところだけUMAにて解決して、でも理由が心をかよわせた(?)女性を傷つけたから?銃に反応?
・・うーん。
過去と現在の行き来もちょっと流れが阻害されたようで個人的には入り込めず。
ドキュメンタリーのようなベースが骨太だっただけに、この結末がものすごく期待外れ。残念だけれど、どうしてもダメだった。
ミステリとしては◎、ハードボイルドとしては△
★★★★☆
ストーリーの構成、進め方などミステリ好きには好感が持てる作品。
物語半ばあたりからハードボイルドっぽい描写が顔を見せるが、
新聞記者という主人公の設定では、その描写にも限界があっただろう。
著者の意図は不明だが、読後不満足感が残った。