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あの夏、いちばん静かな海。 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: バンダイビジュアル
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呆然となるラストシーン ★★★★★
ラストシーンのあと、しばらく画面の前から動けなかった。

全編にわたって一切の感傷的表現を排して淡々と登場人物たちの表情を写していながら
最後の数分間にビッグウェーブのごとく押し寄せる感情の波。
そして何よりも鮮烈に記憶に残るラストショット。

こんな映画の撮り方があるものかと思わず鳥肌が立った。
サーフボードというモノサシ ★★★★☆
説明とドラマ性を極限まで排し、キタノブルーと久石譲の音楽で押しまくった斬新な恋愛映画。陸から海を眺める透徹した視点が不思議な詩情を喚起する。


肝心要のはずのサーフィンのシーンをかなり大胆に省き、一方で主人公たちがサーフボードを抱えて歩くシーンを執拗に反覆する。この野心的構成が最後に活きてくる。

聾唖の男女2人は当然のことながら、会話によってお互いの気持ちを伝え合うことはできない。まさに「目は口ほどにものを言う」状況なわけで、本作品は2人の関係を、台詞抜きの映像のみで徹底的に表現している。

その際に重要な小道具となるのがサーフボードである。この映画では、「サーファー」よりも「サーフボード」を撮りたかったんじゃないのかと思うほど、サーフボードの存在感が際立っている。
サーフボードを持って歩く時、茂がボードの前を持ち、貴子が後ろを持つ。この物理的距離は、そのまま2人の心理的距離でもある。そのことは、(ギャグ担当の)ボンクラ2人組の1人が「後ろを持つのは女みたいで嫌だ」とぼやくシーンや、サーフボードを持った茂がバスへの乗車を拒否されたシーンからも明瞭である。サーフボードは2人を繋ぐものであると同時に、2人を隔てるものでもあるのだ。

このように見ていくと、茂が1人でサーフボードを持ち、その遙か後方を貴子が歩く光景は、別離の予兆と言えよう。最後にサーフボードが悲劇を象徴する役目を担うことは、その意味で必然だった。



ところどころに挟み込まれる笑いが、かえって静謐さを強調している。
たけしって『静』の作品が多いけど、その中でもとくに『静』。 ★★★★★
工藤静香ってくらいもしくは源しずかってくらい『静』の作品。それもそのはず、主役は聴覚障害者だからだ。もともとプロなみのサーフィンのスキルをもつ真木蔵人だからこそこの作品は成立している。さらにはマイク真木も『ビーチボーイズ』で民宿ダイヤモンドヘッドを経営している『サーファー』だった。
最後に出てくるタイトルバックもかなり新鮮で、たけし節炸裂。
たけしの凄いところは常に自分の作品を世に出しているということだ。青山真治しかり、黒沢清しかり。作品すべてが一瞬でたけしの作品であると認識できるのは凄いことだ。
奇抜なアイデアもない、ストーリーも淡々としている、おまけにセリフはマンガ『タッチ』で上杉和也が死んだ回なみにセリフなし、
なのに最高に素晴らしい作品に仕上がってるのは本当に尊敬すべきことだ。と思う。

http://www.yoyogicafe.com/
今さら・・・ですが、これは名作です。 ★★★★★
この映画の中で、大きな事件や出来事みたいなものはなく
若者たちが織り成す日常が淡々と描かれています。
それがすごくいいのです。
甘酸っぱく爽やかで、そして少し切ない。
かつて自分もその季節の中にいたが、今はもうそこから離れ、そこへは戻れない。
でもその季節に郷愁がある。
そんなジェネレーションの方におススメ致します。
恋人、妻、娘、自分が愛する人と一緒に鑑賞して
静かな感動を共有していただきたい作品です。
宮崎駿にあこがれて ★★★★★
大好きな宮崎アニメに憬れて音楽を久石譲に依頼した記念碑的な作品です。これを機会に何作もコンビを組む事になるのですが完全なミスマッチです。まず監督である北野武に音楽的な感性が皆無な事と久石譲の劇判は饒舌過ぎる為映像によっぽど力がないと食われてしまう事が最大の理由です。最近その事にやっと気がついて別な作曲家に変えたのは何よりです。それはさておき北野映画としてはかなり観られる方です。時折挿入されるギャグ的なシーンもジャックタチの真似みたいでほのぼの笑えます。