大学生のソ・インウは、雨の日、自分の傘に入ってきた女性テヒにひとめぼれする。彼女会いたさに同じ授業をとるうち、思いは通じ合い、ふたりは恋人同士に。しかし、会う約束をした駅に彼女は現れなかった。そのまま数年が過ぎて、教師になったソ・インウは男子生徒ヒョンビンがまるでテヒのようなことを言い、自分と彼女の思い出の曲を携帯の着メロにしてたことが気になる。彼はいったい何者なのか…。
絶大な人気を誇る韓国のトップスター、イ・ビョンホン主演のラブファンタジー。忘れられない人との思い出が教え子の行動に重なってしまう不思議な現象が、永遠の愛へと変化していく様を描く。「なぜ、どうして」と混乱するインウをビョンホンが熱演。彼はウブな大学生から教え子(それも男子)に翻弄される教師まで、ひとりの人間の長年に渡る感情のうねりを演じきり、演技巧者ぶりを披露している。テヒを演じるイ・ウンジュは、女性らしいきめ細やかな芝居を見せ、しっとりとした色気を見せる。2005年、自ら命を絶ってしまったのは残念でならない。(斎藤 香)
こんなラブストーリーみたことない!映画らしい映画です
★★★★★
レビューを書いてるのに言葉がみつけられないなんて。気がつけば「涙があふれていた」そんな映画です。二人の運命と共にラストに流れる歌に、せつなすぎるのだけれど、なぜだかホッとさせられました。そして、やっぱり「俳優イ・ビョンホン」の演技は素敵でした。
この映画、リュ・シウォンさんも出演したかったそうです☆
★★★★☆
…という事で観てみましたら、筋はわかっていても、展開がわかっていても、始終演技者達に引き込まれ、観終わった後何ともいえない清清しさが残りました。
慈しむように撮られた映像の中で、ただただ役者の役に成りきった純粋な魂がストーリを進める。
韓国映画…というよりは、アメリカとフランスと日本をミックスした感じかもしれない。強さより、優しさやはかなさが漂う。
愛しい想いをどうしても忘れられない孤独な人が居るとすれば、結末で救われたとしたら、私は「よかったね…しあわせになれて」と言ってあげたかったです。
愛とは魂でつながるものなのか
★★★★★
大学時代に亡くした恋人が17年後男子高校生として生まれ変わって現れる・・・とても衝撃でした。
同じ魂を持つなら性別もモラルも関係なく再び惹かれあえるのだろうか。
そんなことを真剣に考えさせられた、私には問題作でした。
大学生のイ・ビョンホンは単純で一途すぎるくらい一途で、イ・ウンジュ演じる恋人をまっすぐに想う青年。彼女に近づくために、彼女の理想の男になるために努力する様子が何とも可愛らしかったです。
17年後のイ・ビョンホンは生徒想いで、実直な高校教師・・・だったのに亡き恋人の面影をもつ男子生徒に惹かれ、それを隠し切れなくなります。本来なら問題児のことも最後まで信じる理想の教師なのに、一人の男子生徒の出現で、非難され、学校を追われ、家庭も失ってしまう・・そんな姿がただ切なくて心が痛かったです。
ラストも衝撃。愛は狂気かもしれない・・・そう感じました。
斬新なアイディア
★★★★☆
「輪廻」「同性愛」など難しいテーマに取り組んだ意欲作です。
イ・ウンジュさんは勿論、イ・ビョンホン氏にとっても代表作と言えると思います。
輪廻を信じたくなるような映画でした。
★★★★☆
雰囲気もいいし、余韻の残る物語、
輪廻を信じたくなるような映画でした。
「あなたを永遠に愛します」
「何度でも出逢い愛します」
そんな一途な気持ちが伝わってきた。
タバコの吸い方を教わったり、
彼女の後をコソコソ追いかけたり(笑)。
青くさい学生役のイ・ビョンホンが
初々しく可愛いらしかった。
同性愛じゃないかと悩む姿も、
味があり、とても魅力的でした。
でもあの結末は、もし私だったら
違う選択をしたでしょう。
針の穴に一粒の種が入り込むように、
せっかく運命的な再会をしたのです。
性別や師弟という立場に囚われず、
その再会を大切にしたいと思いました。