甘いマスクで女の子を騙し瀕死の状態まで暴力を振るう昌樹、姑息な手で人を思うように動かす亮、そして二人に使われる博史、この3人に運悪く出会いターゲットとされたのは警官の娘、絢子。
巧みな手口で絢子をおびき出し、ドラッグと脅しで自分達の意のままに動かす昌樹と亮。そして一緒についてきた友達真由美の暴行死。
決して自分には関係のない世界に見えるこれらの事件もの昌樹、亮の手口を見ると薬・暴力そして演技により騙される少女達が絶えないのがわかる気がした。
この本の面白さは警察の動きとの交互の描写であろう。