いい出会いでした
★★★★★
実は矢崎監督の映画が先でした。
キリコさんのお芝居が
あまりにも素晴らしくて
原作を読みたくなって・・・
映画に負けず劣らず
こちらも素敵でした。
自分の居場所がわからなくなったときに
★★★★★
これは、全女子に読んでもらいたい名作ですね。
数年前に購入し、最近また何回か読み返して、またぐっときました。
その時々で、胸にせまるセリフが違うのが面白いです。おすすめ。
立場の違う女の子たちが出てきますが、私が一番共感したのはちひろです。
地方出身で、東京で一人暮らしをしている女の子だったら、一部でも共感できるんじゃないかな。
自分に自信がなくて恋愛にすがってしまったり、自分の人生のスケールの小ささに悲しくなったり。
東京という街が、近くて遠い街に感じてしまう瞬間を、すごく巧みに描いていると思います。
魚喃さんのその描写力、洞察力がすごいですね。
漫画家さんという華やか(ですよね?)な職業なのに、どうしてわかるの〜〜と思ってしまいました。
自分と他人を比べてしまって卑屈になったり、自暴自棄になってしまったりすることもあるけど、
そんな自分も愛せたらいいよね、という気持ちにさせてくれるマンガです。
女の子
★★★★☆
切ない、女の子4人の物語。普通の女の子の心の奥底を描いた作品。女の子にはいろいろな悩みもあるし喜びもあります。そんなシーンが綺麗な絵で描かれています。鋭い線で描かれた綺麗な女の子達はその線で気持ちの鋭さが現れてくる。それは時にして微笑ましく、そして悲しい。
白が多い、まるで版画のような彼女の作風に合っている物語です。映画化もされていますのでそちらもどうぞ。
せつない。 せつない。 すき。
★★★★★
誰も彼もが、幸せを求めながら、平和な未来を望みながら、ぶつかりあって傷ついていく。
しかしそこに残るのは必ずしも悲しみだけではない。
いつもひずみを修正しながら生きる全てのひとのために、この本はあると思います。
4人の女の子たちはどれもリアル。それも表面でなく内面がリアルなのだから痛々しい。
私自身、時々塔子になりそうだったり、里子の気分になったり。
友達をちひろと重ね合わせたり、秋代みたいな子とお酒を飲んでみたり。
毎日必死で、平凡に生きようと頑張ってみて、少し疲れたときに読むととてもいいです。
リアルすぎるラブストーリー
★★★★★
綺麗で、汚くて、ものすごくリアルなオムニバス形式の恋愛ストーリー。
日常に感じるとても些細な感情を切りとる作者のセンスや、美しい描写は凄いの一言。
現実にぶつかりながら、ずる賢しさを覚える女性や、
自分との闘いをやめない女性。
たとえ気持ちが擦れてしまっても、
女性の持つまっすぐで健気な部分が、
愛しくてたまらなくなります。
大きな共感とともに、感動を引き起こすリアルすぎるラブストーリーです。