手っ取り早く内容がわかった
★★★★☆
「漫画で読破」シリーズの中でも軽い漫画で、かつ無駄なく本編が表されていると思います。
だが逆にそのあっさり感がもったいなく感じてしまう。
もちろん、この作品内で名言だと思われる部分にはコマを割いて表現できているのだけれど、それゆえになんかつぎはぎ感が感じられる。
「漫画で読破」シリーズの読み方は二つあって、第一は未読の作品への導入・理解、
第二は、既読・鑑賞済みの作品に対して別の側面からの描写を楽しむということになるのだろうけど、
第一としてはやはり使える漫画だと思う。
第二としては物足りなさを感じるってことだと思う。特にこの作品は既に触れている人は多いでしょうし。
未読・未鑑賞の人には勧められるし、どうして既読の者たちの評価が芳しくないのかを楽しむにしても、ものの15分で読める内容なのでお勧めだとは思います。
残念、絵が下手だ。ウーン、ネームに工夫がない。でも筋はわかるから役にはたつ
★★☆☆☆
シェイクスピアの戯曲では一番好きである。はてさてどんな風にまんが化されるのか。
残念、絵が下手だ。ウーン、ネームに工夫がない
ユダヤ人金貸しのシャイロックは、ベニスの商人アントニオにのカネを貸した。
ところが、頼みの貿易船が帰港せず、アントニオはカネを返済できなくなってしまう。
2人が交わした契約書には、「もし期日までに返済できなければ、胸の肉1ポンドを切り取る」という文言。
シャイロックはただちに裁判所に訴え、契約の実行を迫る。
裁判所は契約どおりに肉を切り取る判決を下す。
シャイロックはすぐさまナイフでアントニオの肉を取ろうとする。
そのとき裁判官は「契約書にある通り肉は確かに切り取ってもよいが、一滴の血も流してはならぬ」と宣言する。
いやいや,良き設定である。
こんなに有名な話をまんが化しようとした方々位は敬意を表します。
最後まで読めない展開!
★★★★★
後半の数ページが面白かったです。
種明かしはしませんが、内容をひとまとめすると、
日ごろ蔑まれているユダヤ人の商人が、とある男に対し敵対心と復讐心を燃やし、
その男に金を貸す代わりに契約としてとんでもない証文を書かせたといった内容です。
この証文がこの作品のキーワードです。
読み進めるうちに、このストーリーの結末が気になりだして、
最後一気に読み進めました。最後の数ページを読むまで、
全く展開が予期できなかったです。
証文…これを解く一種の謎解きのようなものでミステリー小説の要素もあります。
まずはこの謎解きをご自分の手で解き明かしてください。多分無理だと思いますけど。
まんがで読破、絵が綺麗です。活字が苦手な人にはお勧めです。
こちらは悲劇ではありませんので、涙もろい人にもお勧めいたします。
むしろエンターテイメントであると思います。
レビューで重要なのは「何を評価するか?」だ。
★★★☆☆
「ヴェニスの商人」自体は名作です。私は、新潮社版、光文社版、角川版、三冊とも持ってますし、愛読しています。
ですから、ここでは「ヴェニスの商人」自体をレビューするのではありません。(もしそうしたら★5つです)
ここでは「この漫画」自体をレビューします。
この「(まんがで読破版)ヴェニスの商人」には、他の同シリーズの「リア王 わが闘争 マクベス」などにあった、派手な構図、極端な心理描写、迫力ある画面、劇的なセリフ、そういうものが一切ない。
あるのは、単調な構図、単純な心理描写、よくある画面、工夫のないセリフ。
せっかくの名作が、新人漫画家の描いた下手な漫画になってしまっている。
そうした意味で★3つにしました。
せっかくの逆転シーンが苦笑シーンになってしまっている。
てか、顔の拡大コマが多いよ。もうちっと漫画の強みを生かそうぜ。
名作
★★★★★
これは、間違いなく漫画で読破シリーズで1,2を争う出来です
物語の構成、読みやすさ、絵の出来、どれも最高クラスで読みやすかった
ポーシャの絵がこのシリーズのどのキャラよりも可愛かった
ポーシャ&ネリッサはこのシリーズ最高に萌えるキャラ
こんなキャラを生み出すなんてこのシリーズは侮れない