インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ユダの福音書を追え

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日経ナショナル ジオグラフィック社/日経BP出版センター
Amazon.co.jpで確認
ノンフィクションミステリー ★★★★☆
宣伝文句がやたらと大げさで、今までの思想を180度
変える!などと書かれていますが、ユダが本当はイエスに
最も愛された弟子であった事実が発覚したとしても、
ユダがイエスをファリサイ派に渡した事実は変わりません。

そんな福音書の内容よりも、この写本の行方を追って何年も
かかり、悪徳美術商の手にかかったり、10年もの間銀行の
貸し金庫に眠らされたままだった・・・などくり返しが多いもの
の本当にこんなことがあるのかと、ノンフィクションではない
ような気にもなります。
聖書が好きというよりは、ノンフィクションファンでミステリー好き
な方にオススメです。
古美術市場の歪みが見える ★★★★☆
読んでるときはどんどん読めたが、読んでしまうと、興味を持てる情報の量は少なかったと感じた。

「ユダの福音書」が発掘され、その後、30年間エジプトや欧米の古美術商の間を点々として、朽ち果てる寸前に専門家のチームに委ねられるまでの物語がテーマである。「ユダの福音書」自身については断片的に語られるだけだ。

「福音書」の長旅はもちろん物語ではある。しかし、私にとっては、あまり面白いとは思えなかった。むしろ、古美術界の問題点が如実に現れて痛々しかった。「福音書」本当の価値も分からないのに、高い値段を吹掛け続けて、結果「福音書」をいためてしまったエジプト人古美術商を非難することはたやすい。ただ、欧米の古美術商が途上国から古美術品を搾取し続けた歴史が、途上国の人々を警戒させていることがその背景にはある。

エルギン・マーブルやサモトラケのニケに代表される大英博物館やルーブルの一級の美術品のかなりの部分は、過去に搾取されたものである。しかし一方では、これらの博物館に収蔵されることで、保護されてきた面もあるので、物事は複雑である。

現在では、エジプト等は古美術品の国外への持ち出しを禁止している。ところが、この法律で古美術品の流出が止まったかと言うと、そのようなことはなく、地下マーケットに流れ、そのうちに遺失することが増えている。今回もそのために、適切な買い手に渡るのに時間がかかるとともに、内容の理解も進まなかったわけだ。

このような古文献に大変な価値を認める人間としては、このような事態はただただ、憂鬱になるばかりで、読んでいてフラストレーションがたまった。しかも、「福音書」の内容解説は別に出版されるみたいで、ちょっとお預けを食らった気分。

ハマって読んだ割には楽しかった印象の残らない本であった。
聖書好き(?)な人、必読! ★★★★☆
「ユダの福音書」その流転と修復、復元を追うドキュメントです。
学者同士の攻防、学界を揺るがすスキャンダル
…様々な人々の思いが交錯します。
聖書好き(?)な人、必読!です。
歴史の重み ★★★★☆
貴重な歴史の遺産がこのような形で毀損され続けているとは・・・。悪い噂は聞いていましたが、ちょっと悲しくなる話です。

ユダの福音書の真偽・解釈はともかく、貴重な歴史的資料を保護するプロジェクトの必要性を考えさせる内容です。我が国の国際貢献はこのような分野にこそ注力すべきなのではないでしょうか。

二度読み返したくなる内容ではありませんが、先進国住民の教養として、一度は読むべき内容だと思います。
翻訳の力不足 ★☆☆☆☆
本書は骨董商の手から手へと渡り、ついには専門家によって
『ユダは裏切り者ではなく、イエスがもっとも信頼していた弟子であった』という事実が明かされるまでのドキュメントです。
大半を骨董商の話しに費やし(しかもその人物がどのような生活をし、
人格はどのような者か等)専門家がパピルスを検証するくだりはわずかです。
読み進めるにつれ何度も同じ様な文章(エピソード)文言がくり返し出てきますので正直イライラします。
そして翻訳者の文章力がどれほど大切か思い知らされる本です
出版するにあたりもう少し頑張ってほしかったです