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相対性理論の哲学―ラッセル、相対性理論を語る

価格: ¥2,039
カテゴリ: 単行本
ブランド: 白揚社
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ちょっと難しかった ★★★★★
論理学者ラッセルがアインシュタインの一般相対性理論、特殊相対性理論について解説した本。
ラッセルはアインシュタインと並んで相対性理論を真に理解している学者と言われていたようです。
この本は、かなり具体的にイメージしやすいように書かれているなぁと思いました。
すべてのものは其々固有の時計を持っているので、それに対して相対的に運動している物体のどの現象についても、なんら正確な尺度を与えてくれるものではない。
人間が創り出した「時間」に当てはめて観測されたデータもそうだけれど、私達が物事をみるのに如何に主観的な尺度にとらわれているのか、、、など。
物理学を哲学的な視点で考えることが出来て面白かったです。
「相対性理論のいろは」 ★★★★★
本書の原題は"ABC of Relativity"で、直訳すれば「相対性理論のいろは」となります。
邦題が示唆するような哲学的な話は最後の一章ぐらいで、原題が示すように基本的に相対性理論をやさしく説明した本です。相対性理論といえば、必ず出てくるリーマン幾何学、ローレンツ変換、マイケルソン・モーレーの実験の話がやさしく解説してあります。やっぱり、ラッセルは難しい話をやさしく語るのがうまいです。
解説書としてはヴィンテージもので、最新の情報はありませんが、逆に基本的な概念は丁寧に説明されています。
ちなみに、今年(2005年)はアインシュタインの特殊相対性理論が発表されて100周年です。発表当時、相対性理論が理解できるのは本人を含めて5人しかいないと言われていました。ラッセルはその中の一人でした。今では大学の教養課程で講義が行われているのを考えると不思議な気がします。