「ひいが千回つくおばあちゃん」に率いられる一族。
彼らは闇の世界に生きるものたちたちだった。
その彼らと共に生きる光の世界の落とし子ティモシー。
一族のハロウィーンの大集会。
そして…
これらの世界がイメージ豊なブラッドベリの文体で綴られます。
これはもう、イメージの洪水です。
話しの筋を追って次のページ次のページと本をめくって行く読み方があります。
でも、この本は、ことばの一つ一つを味わいながらイメージを形作り膨らませながら読み進めていく読み方が似合っているようです。
80歳を過ぎてもなお、瑞々しい感性で作品を編み出し続けるブラッドベリ。
そのファンタジーの結晶がここにあります。
ハロウィンが近づく今、まさにおすすめ作品です。
訳も素晴らしいし、お勧めの一冊です。
それから「歴史家のティモシー」もヨロシク!
82才の作家が書いたとは思えない「瑞々しい感性の小説」だと感じました。
ちなみに内容はほとんどが書き改めてあります。
それでは、また。