ご参考までに...
★★★★☆
収録作品です。
黒い観覧車
詩
旅人
墓石
青い壜
死人
ほほえむ人びと
死の遊び
時の子ら
全額払い
監視者
再開
刺青の男
静寂
乙女
夜のセット
音
みずうみ
巻貝
棺
ダドリィ・ストーンのすばらしい死
戦争ごっこ
バーン!おまえは死んだ!
児童公園
<純粋な子供たち>を呪詛する傑作
★★★★☆
SF界が生んだ世界最高の詩的な幻想作家。
普通のSFものは「火星年代記」をベストに押すだろうが、
私が一番好きなのは、『黒いカーニバル』に収録されている
「遊園地」である。
大人の心が子供の体に転移してしまい、
子供の遊びの中で残酷なイジメに遭い、
<純粋な子供たち>を呪詛するという話。
テニスシューズと自転車がブラッドベリには似合い、
瑞々しい少年の感性で泣かせる詩人というイメージがあるが、
SF系ファンタジー系というより、ブラッドベリはホラー系の作家として高く評価したい。
無知で野蛮なガキは残酷である。
それを承知しているからこそ、ブラッドベリの美しい物語は永遠に光り輝くのだ。
ブラッドベリが誘う、24編のダークカーニバル
★★★★★
ブラッドベリの幻の第一短編集『Dark Carnival』を中心に初期の埋もれた短編を集めた本です。
お馴染みのカーニバル、魂で旅をする少女セシイ・エリオット。刺青男、火星、未来の無個性で均一化された子供達の見た恐ろしい世界。遊園地。
戦場で奇跡の前進を続ける精神が10歳のままの青年とは?25年前に断筆宣言をした幻の大作家の謎…。作者の視線は宇宙から、屋根裏部屋まで自由に駆け巡るのです。