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夢判断 下 (新潮文庫 フ 7-2)

価格: ¥746
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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フロイトの代表作 ★★★★☆
フロイトの代表作「夢判断」シリーズの下巻。
やはり、精神分析を学ぶのであれば押さえておきたい本であると思う。
わたしにとっては難解な内容であったが、前も書いたように「夢と夢解釈」を先に読んでいたのでちょっと救われた気がする。
の時はそんな風に思わなかったんだけどな〜。
何でだろう(?_?)
正直に書いてるよね、色々なことを、、、。
「夢判断」なので、当たり前といえば当たり前なのだけれど。
苦悩の跡もみることができる。
そこがフロイトの「人間らしさ」なのだと思う。
しかし、常に冷静で客観的に自分を見つめているところが凄い。
「夢」の事例が沢山出てくるところが面白いんだけど、フロイトらしい連想で解釈してるところがあって、「え?なんで」とか思うところが多かった。
でもそれはまだわたしが未だ消化不良だからだろうと思う(-_-;)

それにしても長い論文だね〜。
読み応えあったけどね☆
転移という概念 ★★★★★
 本書ではフロイトは類型夢について述べている。夢に現れた何らかのものを象徴
的に置き換えたりしている。この辺りがフロイトの夢分析の誤解を受けるところだ
ろうと思うが、夢に現れた何らかのものを機械的に他のものに置き換えることが夢
分析だと一般には思われてしまいがちである。例えば、靴や棒が出てきたらそれは
ペニスの表れだとか。もしくはユング風に女の子がでてきたらそれはアニマである
とか。このようなことは単なる言葉遊びで夢分析ではない。

 フロイトも本書で書いている通り、夢分析をする最初の手続きは、夢主の性格や
人生歴史、ここ数日のうちの現実的事実をまずは押さえておく必要があると述べて
いる。夢の主な部分はこれらのごくパーソナルなものから成り立っているからであ
る。さらに、夢の中に現れた内容について機械的に置き換えるのではなく、夢主の
要素分析が必要となってくる。要素分析とは夢に現れた一つ一つのものに対して連
想していくことである。その連想を通して、夢主が無意識的に抱えている葛藤や願
望が出てくるのである。それは単なる機械的な置き換えでは捉え切れない夢主のパ
ーソナルなものが伺えるのである。

 この時点のフロイトの夢分析は一者心理学的な観点からのものである。すなわち
夢は夢主の葛藤や願望の現われであり、治療者とは関係がないものとして理解して
いる。言い換えるなら夢を転移として扱っていないということである。

 現代的な精神分析療法・精神分析的心理療法では夢を扱う場合には治療者との転
移関係の中で読み解いていくことがスタンダードである。夢の内容の中にどのよう
に治療者が組み入れられているのかや、夢を報告した文脈などを考慮していく。フ
ロイトは転移という概念を構築したが、技法的に転移解釈はほとんど用いず、発生
論的解釈がメインであった。このことがフロイトの夢分析にも端的に現れているの
かもしれない。
無意識とは?夢とは?抑圧とは? ★★★★☆
下では、無意識についてさらにつっこむ。後半ではとくに前意識について述べている。主として夢にまつわる症例が紹介されていく。防衛機制の数々、ヒステリーなど。ただ、エディプス・コンプレクスは若干胡散臭い。