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羊たちの沈黙 (新潮文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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映画を観た後でも十分読む価値あり ★★★★★
私は映画の方は十数年前に観ており、
いつかは原作の方も読みたいとは思いながら今まで過ごしてしまった。
たとえ結末を知っていても十分に読む価値があると感じた所は、
何と言ってもレクター博士とFBI訓練生クラリスの秀逸なやりとりだと思う。
レクターの天才的なモンスターぶりが映画以上に伝わってくるのはもちろん、
映画では表現し切れていなかったクラリスの捜査官としての頭の回転と勘の鋭さが
非常に巧く描かれている。
余談ながら精神異常犯罪者用病院の院長チルトン博士に対する
レクター博士のおちょくり方がとてもおかしく、
特に「ビリー・ルービン」の所は自分的には大爆笑だった。
翻訳が直訳っぽくて読みづらいという指摘もあるが、
これは優れた原著に敬意を表して出来るだけ忠実に訳そうとしたからではないかと
私は好意的に解釈したい。
原作の方が断然面白い ★★★★☆
映画の方を先に見てしまいましたが、原作を読んでその面白さが
映画には結構抜け落ちているのが分かって、とても残念に思いました。
ストーリー展開はスリリングで面白く、アメリカの人種・階層・政治と
司法の関係、犯罪など、緻密に組み立てられていて完璧でした。
しかし、何せ高級靴・香水の名前や多重人格などポイントとなる言葉で
翻訳にまずい点があって、雰囲気が損なわれているのが、☆が1つ欠けた
理由です。
読んでから観たほうが面白い ★★★★★
 英語、特にアメリカ英語はその浮き沈みが激しく、新語がどんどん出てきては消え、消えては出てきているのが日常の人騒ぎであり、から騒ぎであるが、本書にも1989年当時としては日本語に訳しにくいアメリカ新語があるようで、訳者の菊池氏はカタカナ交じりの翻訳をしている部分がそこそこある。

 "turn him on" の "turn on" というのをロックの歌詞に最初に使われたのが、ジョン・レノンの "A DAY IN THE LIFE" で、「彼を興奮させる」という意味のドラッグソングだったのだ。
"skin" (皮を剥ぐ)の類義語に "flay" があるが、FBIは "skin" を使おうといっている。
 FBI行動科学課のジャック・クローフォド課長は、ミスター・ザリガニ(crawfish)と揶揄されている。
 SWAT は、"Special Weapons And Tactics" (警察特殊部隊)のことで、通常 "SWAT team" として使われるようだ。
 「さなぎ」を英語では、"pupa" というが、「ピューペイ」ではなく、本当は「ピューピー」と発音する。なお複数形は、"-pae" となる。
 "flush" は「閃光」であり、「前を見せる」のか?

 このように、この本は、ホラー・ミステリーとしての面白さのほかに英語のお勉強にも役立つのだ。
 小説よりも、映画のほうが面白いのは、そもそも本書自体が、映画化を想定して作られているからだ。
傑作だけに、「ライジング」は読むんじゃない ★★★★☆
 これはとても楽しく読んだ。珍しく映画も見に行ってしまったほどだ。レクター博士の頭の良さにはほれぼれさせられた。医師であるだけでなく、芸術にも秀で、趣味が良くて、いや実にいい男だ。あれだけの残虐非道も、頭のいい男だから許される。
 星を四つにしたのは、他の方も書いておられるが、訳がなっていないからだ。「クローフォド」と「ハニバル」だけは何とかしてよ。「ハンニバル」で訳者を変えたのは正解だった。
 で、ここに書くのもどうかと思うが、「ハンニバル」はまだいいとして、「ライジング」はやめておけ。殺人鬼に過去は要らない。
最高の内容と最低の翻訳 ★★★★☆
シリーズ中最高の出来だと思います。本作と前作『レッド・ドラゴン』はこのジャンルの最高レベルにあるのではないでしょうか。
しかし、翻訳はひどいものです。そのままカタカナでもいいものを無理やり日本語に訳したところがあるかと思えば、「授業」とすべきところが「クラス」になっていたりなど…ほとんど中学生レベルですね。また、人名や商品名、ブランド名などの固有名詞の表記もメチャクチャで、読みにくくてしょうがない。翻訳者の独りよがりでここまで文章を壊されたら原作者もかわいそうですね。
改訳を心の底から望みます。