この本は舞妓市寿々さんの誕生から芸妓になるまでの写真集どす。No1にも選ばれはった事のある市寿々はんの・・・本音が少し・・・素顔が少し・・・の内容どす！この本は読んで、メチャ感動というものではなくジワジワとくるものかもしれへんな～。

日本文化に興味がある男性外国人にとって、この本はすばらしいもののようです（笑）。中には舞妓さんの着物の着付けの仕方や化粧の仕方など、女性でさえ、見れないところが細かく、かつ、客観的に解説してあるので私も吸い込まれてるように読んでしまいました。

各ページはそれぞれTOPICに分かれており、そのタイトルの下にはローマ字が振ってあります。また全ての漢字にふりがなが付いているのも、日本語学習者には興味を継続させる要因になっていると思います。

舞妓の写真集は、いままでにも数多く出ているが、舞妓誕生から芸妓になるまでの 成長記録を、ひとりの妓にしぼって追い続けた物は、初めてだと思う。 解説文もわかりやすく、花街の入門書にふさわしい。 舞妓ファンには、貴重な写真集ですね。

舞妓や芸妓の世界だから、着物や髪型や立ち居振る舞いなどの姿が美しいのは当然として見ましたが、思っていた以上にさまざまな姿を知ることができて、感動でした。特に市寿々さんが舞妓になるときに姉芸妓とお盃をかわす場面。それが数年経って、衿替えして芸妓になり、こんどはお姉さんにお礼に行って、記念撮影しているシーンのあたたかさなど、なんとも言えません。写真集なんだけれど、ドラマを見ているようです。繰り返し眺めています。