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ミニ・ミステリ傑作選 (創元推理文庫 104-24)

価格: ¥1,080
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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編者クイーンのショート・ショート「角砂糖」 ★★★★★
◆「角砂糖」(エラリー・クイーン)

  競馬の胴元にして暗黒街のならず者シェイクス・クーニーが酒場の近くで殺された。

  現場に居合わせた騎馬巡査のウィルキンズが容疑者として捕らえたのは、

  クレッグ上院議員、財界の巨頭ビアーズ・ダイ・ミラード、
  スティーヴンズ下院議員という社会的地位の高い三人。

  被害者は心臓を刺された後、酒場のテーブルに
  あった角砂糖を握り締めていたそうなのだが……。



  ダイイング・メッセージに込められた意図を読み解くため、
  容疑者たちの糖尿病歴や製糖業との関わりを調べさせるエラリー。

  しかし、どちらの線も不発に終わってしまいます。

  果たして、「角砂糖」が指し示す犯人とは?


  本作では、一旦絞られた容疑者の輪以外から意外な犯人を提示
  するという手法が採られており、クイーン原案のラジオ・ドラマ脚本
  「ニック・ザ・ナイフ」と同パターンである、と指摘されています。
ミステリ作家66人の饗宴 ★★★★☆
犯罪小説、ミステリ、クラッシク、シャーロッキアンもの、探偵もの等
様々な種類の話がどれも“ミニ”サイズで収録されたアンソロジー。
作者不詳も合わせて総勢66名による67編の作品集で、どの作品も短く
読みやすいため、それぞれの作者の入門書としても楽しめる。

ただし、このアンソロジーの“ミステリ”の定義はかなり広いと思う。
普通のショート・ショートに分類されるような話も混じっている。
とは言え、クイーンが選んだだけあって、全体の質は高い。

この本によって日本ではあまり知られていない作家にも出会え、
新しい読書の楽しみが開けた。
ちょっとの時間があったなら。でも気をつけて。 ★★★★☆
私などがこんなことを言うのもなんですが、エラリー・クイーンってものすごくセンスのいい人ですねえ。ミステリの創作だけでなく、ミステリを見る目もすばらしいものを持っていたということは(ミステリ雑誌の編集を手がけていたのですから当たり前といえば当たり前なんですが)、その編纂したアンソロジーを読めばよくわかるでしょう。

そのクイーンが選んだミニ・ミステリ67編を収録した傑作選。序文でクイーンが言葉遊びでしつこいくらい繰り返しているように、ちょっとした時間があれば楽々1編読んでしまいますが、ここで注意。さすがはクイーンの目に適ったもの、粒揃いでおもしろいものばかり、途中で飽きるということがないので、わずかな時間を見つけて1編読んでみたところ、ついつい夢中になって次も次も、とうとう時間を忘れて読書に耽るということになりかねないので気をつけてください。

気に入らないことを1つ。原本は70編が収録されているそうですが、その中の3編はすでに同じ出版社のほかの文庫本に収録されているので割愛されたとのこと。本書以外でも、和訳出版される短編集やアンソロジーにはよくあることなんですが、これって問題だと思いませんか?

ミニ!ミステリ ★★★★☆
ショートショートではなくミニミステリ!
これがクイーンのスタンスです

ミステリのショートショートはページを埋めるためだけに収録されたような
つまらない作品が多いのですが

これはクイーンブランド粒が揃っています
手軽に読むにはまずこれからですね

いつでも、どこでも、便利なミニミステリ ★★★☆☆
小説を評価するのに、"便利な"という言い方は適当でないかもしれない。だが、本当に便利なのだから仕方がない。最長でも10ページ、最短は2ページ、という文字通りのショート・ショートを67編集めたアンソロジー。1編を10分程度で読み終えられる。ちょっと暇をつぶしたい時や、長編を読む元気のない時などにはもってこい。もちろん、いくら便利でも、つまらなければ読む気になれない。このミニミステリは結構おもしろい。こりゃすごいという傑作こそさすがに少ないが、何じゃこりゃというハズレもほとんどなく、大半の話がそこそこ楽しめる。とにかく買って読んで損はしない。だまされたと思ってお試しあれ。