ムラサキ薬局
★☆☆☆☆
半分呼んでストップしています。
後半は掴み所がないですね。読み終わる日がくるでしょうか。
-ぶっくすとあ-
★★★☆☆
ついにオースターに手を...ニューヨーク3部作以前の作品です.
カフェの本棚
★★★★★
<5/15再読了>ニューヨーク3部作の中で一番最初に読んだのがこれ。生きていながら不在である存在。他者の中に入っていくことは出来ず、自分自身の言葉さえ浮かぶと同時に消えていく。「部屋に一人佇む私」のイメージが幾重にもたたみ掛けられる。・・・この本はストーリーを追うだけでなく、一つ一つの文章を積み重ねていく事によって表現された構築物として、全体を眺める視点が必要とされる。二つの章を通じて丹念に表現された「孤独」、そしてそれを追求せずにはいられない著者の姿が浮かび上がってくる。”02
みそのほんや
★★★★☆
<見えない人間の肖像>主人公の父親は『そこにいるのにいないような人物』であった。 ”私”は父が亡くなってから、父の存在を実感したくて遺品の中からその存在を探すのだけれども、そこから見えてくるものは父の存在ではなく不在である。そして調べていくうちに、異常な事件によって父にとっても父親(主人公の祖父)が不在であったという事実を知る事になる。父の孤独の精神の中に入りたくても入れない、という主人公のかなわぬ願望を強く感じる。<記憶の書>ドストエフスキーでいうところの『地下室の手記』的な作品。以後のオースター作品を紐解くカギが随所にちりばめられている。この作品にはいろいろな部屋が描かれているし、様々な作品からも部屋の描写が引用されていてキーワードとなっているのだけど、そこから受けるイメージは、どれも何もない空間の中でに孤独に一人ぼっちでいる部屋のイメージである。
NoBooks NoLife
★★★★☆
オースターはこれか「ニューヨーク3部作」か。あとはあんまり面白くなくなった。普通になったというか。それぐらいこれら初期の作品はユニークだった。僕は学生時代この3部作について卒論を書いた。「孤独の発明」はその名の通り孤独について書かれたものでエッセイと小説とが微妙なバランスで組み合わされたもの。