しかし混濁した空気を突き抜けようとするエリクソンの、作家としての意地 みたいなものが感じられて、救われる部分もあります。カオスのカレンダー を巡るエピソードは、悲痛ながらも彼らしい筋運びである意味痛快。特筆すべきは、虚実入り混じった(歌舞伎町?)の描写でしょうか。