「だれかが電話をかけている」は、ほんの数ページながら、ひねりのきいたはなしでショートショートの見本のような掌編。「いつかきた道」はとても美しい物語のファンタジーです。
「裏窓」は映画にもなった有名な短編。小説は読んでなくとも映画は観たという人も多いでしょう。が、映画を先に観てしまうと、小説の最後の一行が無駄になってしまいます。ミステリ好き㡊映画好きという人で、まだ「裏窓」を読んでも観てもいない人、まずは小説を先に読んでください。