形がどうであれ、スティーヴン・キングの作品には読者を引き込む魔力がある。著者自身が独特の魔力を持っているからであろう。テレビ世代初の人気作家であるキングは、処女小説『Carrie』(邦題『キャリー』)を1974年、ベトナムから最後の米軍が撤退する前年に出版した。かの戦争からのイメージ(そして戦争に対する抗議)は、ほぼ10年間アメリカのリビングルームに漂っていた。1960年代に深く根ざしたフィクション『Hearts in Atlantis』は、ベトナム戦争の忘れ難い遺産を、40年という時間を通して探求することで、読者を魅了する。
キングは、『Hearts in Atlantis』の中で登場人物をあらゆる方法で試す。そして、彼と同世代の人々の抱えているものにメスを入れ、謎を解き明かしている。危険、サスペンスに満ち、そして何よりハートに満ちあふれた本書は、これまで決してたどり着けなかった領域に読者を引き込むことだろう。
映画が感動的でした
★★★★☆
配送も早く商品もきれいで申し分ありませんでした。
gyoの映画のほうを見て原作を読んでみたくて購入しました、まだ全部は読んでませんが期待どうりです
何故絶版???
★★★★★
個人的にもキングのベスト3にも入る傑作で
キング流の噛み砕いたファンタジー的要素の入った純文学で深い感銘を受けました
少年時代から大学時代、中年期、晩年までを中編と短編を組み合わせ大団円の一つ作品として終わらせる業はさすが
キング作品は人によって当たり外れは大きいと思うし、日本人の感性には合わない冗長なモダンホラー作品もあるけど
これは断じて忘れ去られるような作品ではない
ティム・オブライエンが好きな方にオススメ!
★★★★☆
キングっぽくなくて良かったです。例えるならティム オブライエンです。「カチアートを追跡して」よりも「ニュークリア エイジ」のキング版です。オカルト臭はほとんど抜きですから、青春モノに興味ある方で、地方生活経験者の男性にはお勧めします。
私は地方で大学生活と寮生活経験者なので(東京でも寮生活者で、大学にキャンパスがあった方は該当します)かなりはまりました。ある意味9.11後に読むコトにも意味がある気もします。ベトナム戦争ってやはり大きい教訓だったな、と。ただ、その経験が生かせてない感じもしますけど。
ただ、これを映画化するのってどうなんでしょうか?映画の方は見てないんですけど。
後半ちょっと見失うが、特に上は面白い
★★★★☆
だいたい今の状況で、長いものはなかなか読めないんだけど、この本は、幸い新幹線の中で手に取ることができた。
いやぁ、おもしろい。実に面白い。
ただ、ちょっとプロットが難しいわ。正直。
上の1960年のところはいいです。はい、なかなかのミステリーを残しつつ。で、わくわくして、下、へ。
うーん、これがようわからん。正直。
ここから、3つの章分くらい我慢せなアカンです。ちょっと見失う。
で、終章の1999年へ。
ここでやっとと言うか、何と言うか、おちつく。うん。
映画化されてるようですな。
みたいね、正直。どう撮っているのか、期待したい。アンソニー・ホプキンスやからなぁ。。
戦争について考えさせられる
★★★★☆
上巻では老人テッドと少年ボビーの友情が描かれていて、とてもスリリングでエキサイティングな所もある。下巻では大人になったボビーの周囲の人々にまつわる話で、ベトナム戦争のことがたくさん出てきて、「戦争」というものが起こるまでのことや、戦争というものが生々しく描かれていて恐ろしかった。戦争というものの恐ろしさを改めて感じた。