形式にこだわることへの強烈な批判
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デンマーク生まれのキルケゴールは生涯を通じて、形式にこだわることへの強烈な批判ををした人物である。それはもちろん教会をターゲットとした。
キルケゴールはまた,自分の生きた時代(1813年5月5日 - 1855年11月11日)を水平化の時代と呼んだ。
水平化とは個人を押し潰して,個人個人であるべき藻を万人が同じというように平準化しよいうとする圧力である。
客観性のみご重んじられ,本当は居もしない水平化した人間が生まれ、その幻影に振り回されるというのである。
「すべての質的な区別を水平化」するのはキルケゴールの時代にあっては新聞であった。
現代ならさしずめ、テレビ、インターネットということだろうしてしまう。
「ほんの少しの間、感動に沸き立っても,やがて魂が抜けるように無感動の状態に収束してしまう」それが水平化だ。