心構えとしては、「『欲』を塞いで心身を養う」、「自分自身を『恃める人』になれ」、「断固、守るべきものは守り、変えるべきものは変えよ」、いましめとしては「人の短所を見て優越感をもっていないか」、「自分の好みで部下を使うな」、「『忙しい』のは恥と知れ」などが掲載されている。
ある程度の社会人経験を積んだ人なら、本書に掲載されている言葉の重みがよくわかるだろう。何度もくり返し読むことで、日常の仕事に生かしたい。(土井英司)
「面は冷ならんことを欲し、背は煖ならんことを欲し、胸は虚ならんことを欲し、腹は実ならんことを欲す」
こうなりたい思います。
何度も読み返したくなる本の一冊です。
あと40年で世界の構図が変わるだろう。
その時に、わが国の国益を守れる思想家を育てることが、今の日本にとって急務である。
佐藤一斎の思想は、現代でも通用する。
本書は大変読みやすい。
テーマ毎に再配置して、ノウハウ書にまとめてある。
原文を併記してあるのもよい。
一番気に入ったのは
*春風をもって人に接し、秋霜をもって自ら粛む*
だった。
このように生きて生きたいものである。
*人に接するときは、暖かい春の心
仕事をするときは、燃える夏の心
考えるときは、澄んだ秋の心
自分に向かうときは、厳しい冬のこころ*