難しいと感じるかもしれません。またこの本では哲学用語や哲学者、あるいはある特定の論理の概念はわからないでしょう。
しかし哲学とは何かという問いに対する答えは、十分につまっています。
哲学の根の部分なので、哲学をはじめられる方、あるいは知識だけが浮いてしまっているような方には、ぜひともお勧めしたい本のひとつです。
初心者や入門者向けではない。
序章では,環境,主観と客観,経験、常識などについて論じます.
第1章では,知識が真理になるためには何が必要か,ということから解き起こして,
第2章では,第1章で扱った知識の問題を行為の立場から考えます.
「徳は有能であること,技術的に卓越していることでなければならない」
という言葉は,私にとって新鮮でした.
古典だけど,いや,それゆえに,読めば必ず発見がありそうです.