上巻のプレビューでも書いたことだが南方熊楠という人物のスケールの大きさははかりしれない。
とてもではないが当時の日本が理解できるスケールではなかっただろう。
下巻では羊、猴、鶏、犬、猪、鼠をテーマになっている。
古今の書物を自由自在に引用しながら独自のユーモアを交えて語っていくスタイルが相変わらずさえわたっている。