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神仏習合 (岩波新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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神仏習合の実態を実証的に暴いてあざやか ★★★★★
列島の基層信仰たる神道とインドに発する普遍信仰たる仏教の習合が日本の宗教の特質といわれるが、それがどのような経緯をともなって形成されたのかを中央と地方の権力構造のダイナミックスの中に描き出している。観念論ではなく古文書をもとに、きわめて具体的かつ実証的に論が進められる点があざやかだ。

論述の密度がきわめて高く、緊張感を持って読むことが求められるが、その分、読後の充実感はひとしおといえる。近寄りがたい面があるかもしれないが、新書ながら充実の一冊として特筆に価する。あとがきによれば、これは著者が抱く人類史的視点からの自然関係史という壮大な構想の一環と位置づけられるもののようだ。

なお、本書が依拠している基層信仰と普遍信仰という図式の適用自体に問題あり、とする刺激的な主張が佐藤弘夫氏によりなされている。『神国日本』(ちくま新書)および『アマテラスの変貌』(法蔵館)がそれである。併読をお薦めしたい。
【2010.1.24追記】2009年12月に光文社新書から出た武澤秀一『神社霊場 ルーツをめぐる』では、具体的なフィールドワークを通して神社と霊場が重なることを平易な筆致のなかに実証している。これも併読をお薦めしたい。
面白い視点 ★★★☆☆
日本人自身がよくわかっていない問題を、独自の視点から切り込んだ、なかなか興味深い本。
歴史学を学ぼうとしている大学生らにはお勧めできる。資料を以下に歴史学に解釈していくかという点は参考になる。
宗教からのアプローチがあまり見られないので、日本の宗教論というものを期待する人には期待はずれだろう。
新書にしては難しいので、大学受験生は読む必要はないと思う。こういうのは大学に入ってからゆっくり読みましょう。
論理に納得できない点がいくつかあったので星3つが妥当か。
奈良・平安期からはじまる「神仏習合」から明治期の「廃仏毀釈」に到るまで ★★★☆☆
元々仏教では解脱した仏は神々よりも高位の存在である。釈尊が悟りを開いたとき衆生への説法を勧めたのはバラモン教の最高神ブラフマーで、これを「梵天勧請」と呼ぶ。また軍神インドラを帝釈天とするなど古代インドの神々を仏法守護者として貪欲に取り込んできた。仏教が根づいた日本でも同じ現象が起き、第一章で三重県の多度大社の大神が「神様でいるのはつらい。よって仏法に帰依したい」という理由で仏様になったという。大社の横に多度神宮寺が建った。平安初期ころより神社と仏閣が同じ場所に立てられるようになり興福寺と春日大社は好例である。応神天皇たる宇佐の神が武士に「八幡大菩薩」として尊敬を集めた。その極致が「本地垂迹説」で日本の神々は全て日本の衆生を救うための仏の化身であるという説である。これに対する反発が江戸期に起き、神道から仏教の影響を排除する垂加神道である。これが伊勢信仰や尊王思想と結びつき、明治期にに廃仏棄釈として現れる。
徹底した史料の追究 ★★★★☆
日本古代史研究の分野で非常に高名な著者の会心の一冊である。
かつて義江氏のゼミを受講したことがありますが、非常に知的好奇心旺盛でおもしろい方です。
本書で追究されているのは徹底した史料主義だと思います。民間の神仏習合の時期が定説よりも早い、

というのが内容ですが、文献が少なく日本中をまわって地道に研究し、徹底的に史料を分析することで生まれたのがこの本です。
そのため一つ一つの史料の分析を詳細に行っていて、難しいことこの上なしです。本当に岩波新書か?と思うほど
専門的で難解です。他の新書のように電車の中でちらっと、では意味不明でおわる一冊です。

一冊読み終わるのに相当の労力を要しますが、読み終わったときに得られるものは非常に大きいと思います。
かなり日本史に興味があり、知識があるようでないと読みこなすのは難しいと思います。
かくいう私もちゃんと内容を理解できたかわかりません…。

非常に難解ですが著者の徹底した史料主義、研究姿勢を読み取ることができる素晴らしい一冊だと思います。

論述のための文体系を学ぶ ★★★★☆
大学受験で日本史の論述が課せられているところではこういう難しい本を必死で読みこなして事象とそれに至るまでのプロセスを考える必要がある。そのためにこの本は日本史の神仏習合について本質をついているので最適だと考える。高校生にはかなり難解なものだがこの本を読むことで勉強になることがたくさんある。某予備校の有名講師もこの本を読むことを必修としていた。