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マザー・テレサ あふれる愛 (講談社文庫)

価格: ¥616
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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私が最も尊敬する、《人物》。 ★★★★★
私が最も尊敬する人物は、《マザー・テレサ》である。でも、マザーの修道女時代の院長の話によると、「彼女は、ロウソク一本、まともにつけられない修道女だった」ということである。また、活動開始後も、《甘いお菓子》に非常に弱く、虫歯だらけだったという話もある。心配したお弟子さんが、マザーに歯医者に行くように勧めると、「私には、貧しい人たちのために、やることがある」と言いながら、結局、ほとんど歯医者に行かなかったという話もある。それでも、私が最も尊敬する人物は、《マザー・テレサ》である。やっぱりマザーは、素晴らしい人です。
ラストのどんでん返し! ★★★★☆
マザーのすばらしさは他の方が書いてあるので、省略。
ただ私はこの「オキ」という男性の
「救いようの無い糞っぷり」のカミングアウトに言葉を失いました。
家族を経済苦に追い込み、息子を不安に落としいれ
自分の仕事に自信がもてなくなると、お金を工面して飲み歩く。
「アンタ、マザーから何を学んだんだよ」
とハリセンではたきたくなります。
彼に印税が入るのはムカつきますが、彼によって苦しめられた家族が
これで少しでも潤うなら、いいんじゃないですか。

写真がカラーだともっと良かった ★★★★☆
マザーテレサの本を読んだのはこれが初めてですが、この著者はマザーテレサが有名になる前から活動を追っていたんですね。
写真入りでよくわかったけど、写真がカラーだともっと良かったと思いました。
マザーのしていることがどれだけインドの人達の為になっているのかはわからないけど、死にそうな時に誰かがいてくれて、「あなたは愛されているのですよ」と言われた人は間違いなく救われるだろうと思う。
写真の伝達力 ★★★★★
著者は写真家であり、視点がジャーナリスティックである。日常的な視線で、等身大のマザー・テレサを描こうとしている。それにしても、字面では表現できないことを、白黒写真が語るものだ。母に言わせると、終戦直後の日本も、こんなものだったそうです。
「私はソーシャルワーカーではない」 ★★★★★
正直、マザー・テレサは好きではなかった。『彼女のやろうとしていることは、外科手術が必要な患者に包帯を巻いているだけ』という指摘もあったが、それは、彼女が主導する修道会は、政治への不干渉を旨とすること、つまり貧困をなくすための社会改革には積極的でないため、根本の解決にはなっていないということだから。
 彼女自身それを認め、「私たちのしていることは大海の一滴にすぎない」と語っていた。
 そして何より、米ハーバート大学での講演で『中絶は殺人だ』と言い切ってしまうところに嫌悪感があった。やはり激しいブーイングを浴びたらしい、中絶にもさまざまな事情があり、中絶を肯定する人は生まれる前の胎児より母となるかならないかの女性の人権を重んじていること、望まぬべくして母になる人間の立場をあまりにも考えていないように見えたから。
 ただ、偏見と無知は紙一重。活動そのものをよく知らずにそう考え続けるのもどうかと思ってこの本を手にとって読んでみた。そして、明らかな視野の違いというものを感じた。
 これを読んだことによって、「マザー・テレサはやはり偉大だ」と言うわけではない。彼女自身、自分はソーシャルワーカーでない、英雄視されるのは迷惑だと繰り返し述べているから。
 この本によって理解できたのは、マザーテレサは人間の立場や事情に対して出来る役割がそれぞれ違うことなどを誰よりも理解していて、時には冗談も言う、意外にユーモラスなおばあちゃんだったということ。
ボランティアに参加せず写真ばかり取る著者が冗談めかしに「あなたも手伝ったら」と他のシスターにからかわれる時、
「だからそれを伝える人が必要になる、オキは必要なことをやっているのよ」
と彼をかばってあげたり、日本人の援助が少ないけれどボランティアも増えた、と著者が彼女に報告すると、
「裕福な人は冷たいのではなく、貧しい人の苦しみを知らないだけよ」
と客観的に述べていた。
 また、ボランティアで、食べ物をあげるより一緒に遊んであげることを喜ぶ子供たちの話、結婚して孤児を養子としてとろうとするよりもたまに遊んであげるほうがいい、という話をするところもあった。ボランティアというとつい援助、と思いがちだが、正しくは人々の生活に身を投じて自分も一緒に成長することではないかと思う。
 中絶に関してやや無神経に見えたのは、インドの貧民事情から最下層の生活を支えていると…盲目だったり体に欠陥があることから日常的にレイプされて二人も三人もの子供を抱えなおかつ生活に困っていながらもけなげに生きている人々が決して珍しくない環境にいるからだということがわかった。彼女にしてみれば、先進国で政府のシステムで少なくとも飢える人はない人間が、望まぬ母として子供を育てるという事実は「気の毒」の範囲に入らないのかもしれない・・・。
 あまりにも違う世界すぎて共感する、とまではいかないが、他人に必要とされる人間の計り知れないエネルギーというものを知った。
 とにかく、何か批判したいと思ったら、それに関する知識をもっと身につけなければダメだな、ということ。この一冊で少なくとも悪口を言う気は全くなくなった・・・。
 そして、この本を読む前からこの人の言葉で一番好きなのはこれ。
「愛は行動で表すものです」