買おうとしている方に
★★★★★
どうやら改訂版がそろそろ出るみたいです。買い急ぎご注意。
良書ではあるが
★★★☆☆
司法試験界では定番のひとつといわれる内田民法。
この本の評判はおおむね良いものなのに
なぜかあまり薦める人がいないのは
おそらく次の理由からだと思われます。
1択一試験用としては知識が不安
2論文試験用としては記述がやわらかすぎる
3学説の対立は他の基本書の方がまとまっている
4内田説を気づかないまま身につけてしまう
などでしょう。
1についてを求めるのであれば
択一六法でもコンメンタールでも引けば良いので
まあ、見過ごせるレベルだと思います。
2については、受験生にとっては致命的だと思われます。
ちょっと使えるフレーズや理由付けがあれば
そのまま書ける場合が多いので時間の節約になります。
3は近江民法のほうが優れています。
予備校本的とも言われますが
学説の豊富さや対立の理解は記憶に重要な効果をもたらします。
4は、内田説を絶対悪と見ない限り許容できるのではないでしょうか。
まとめとしては、初学者が民法について理解を得る本としては最適。
受験生が使う本としては使えないもしくは不安。
帯に短し襷に長し。
良書であることには間違いありませんが
司法試験とのレベルでみると・・・といったところです。
少なくともわかりやすいです
★★★★☆
初学者で他の本はダットサンくらいしか見ていませんが、少なくとも「読みすすめられる」本であるとは思います。
学説の説明などは、著者の好みというか、判断で省かれていますが、伊藤塾の講義の具体例などにも使われているので併用しています。
最初の一冊としてはいいのではないでしょうか。
全方位に完璧を求めるのは無理な話。
★★★☆☆
内田民法には肯定的見解と否定的見解がありますが、どちらも当たっていてあとは
好みの問題でしょうか。すばらしく革新的で教育的配慮ある本ですが、これだけで
誰でもが民法がストンと理解できるともいえないでしょうね。
ちなみに、「第2版と比べて内容の改正はない。」というレヴューがありますが、
学説の変更はなくても、気づいたところでは、「詐欺」のところは明らかに
補正されていますし、また、表見代理の部分で要件事実に配慮した表現の修正が
なされていました。他もけっこう変更ありそうです。
教科書らしくない良本
★★★★★
内田先生の民法シリーズは、きわめて、実務的で先生が民法を学ぶ上で必要ないと思った事項はあっさりしている。そのかわり、実務的に解決されていない事項はきわめて詳細です。内田先生は民事訴訟法で新訴訟物理論の立場をご支持されているように思いました。内田先生には早く民事法の教科書をおかきになっていtだきたいです。