これを聴いた理由はひとつだけ。ディアンジェロの新しい曲が聴きたかったという。。ハーグローヴのラッパ以外は楽器は全部自分でオーバーダブしている暗めでヘヴィな曲。1週間くらいなら夢中になれるアルバムではないかと思います。

若手No1のラッパ吹き、今後のジャズシ-ンをリ-ドしていくであろうロイハ-グロ-ブのHipな新譜。この人CD、実は今回初めて買いました。

×OWER　RECORDでたまたまかかっていたのですが、思わず耳がそちらに奪われてしまいました。Hipなオケに艶のあるラッパの音色が乗っかって…一体誰のCDなんだ？？
早速試聴ブ-スへかけ込みました。

実力があるのは以前から知ってはいましたが、正統派なジャズを
今の時代に頑固に続けている硬派な人だと思っていました。

売れ線の音もそろそろやらなきゃみたいな感じで「Hard　Groove」
作ったら、見事ヒットして適度な評価も得られたようで
その二番煎じに当たる作品のようです。

RH　Factorという名義のプロジェクトで製作されているようです。
名前を伏せて聴かされたら、ジャズのCDとは思わないでしょう。

プロデュｰスも自らやっており実はこういった音もやればできるようです。普段は正統なジャズをやっていても、黒人なだけにFunk、HipHopを取り入れることに無理は生じてないようで、とてもリラックスできるR&Bです。（Jazzコ-ナ-棚にあったんだけど…）

但し、マイルスデイビスのエレクトロ時代のような精神性はなく、最近の
ニルスペッターのようなFutureな開拓精神のある音でもありません。

ジャズトランペッタ-のアルバムにはついつい新しい「何か」を期待してしまいます。
マイルスが今も生きていたら…を想像してしまうからです。

聴きやすいアルバムです。ドライブにもパ-ティ-にもOKなイカしたR&B。不満はないけどただそれだけのアルバム…。

この人は今後はこのR&B路線と正統なジャズを並行して活動していくんでしょう。「二刀流」はこれからのジャズミュ-ジシャンには必要な要素なのかもしれません。