中島みゆきさんは、好きなアーティストですので多くのアルバムを買っています。
しかしいつも感じることは、
「なぜいつも録音状態が悪いの」
ということです。
私は、俗にいうオーディオマニアですのでそれなりのオーディオシステムで聴いているのですが、いつも感じることは
　・　やかましい（特にエレキギターの音が）
　・　ヴォーカルが、他の楽器の中に埋もれて、前に出てない
　・　レンジが狭い
等等です。
　Ｊ−ＰＯＰとはいえ、他には録音の素晴らしいアルバムは一杯あるのですから、もう少しレコーディングエンジニアの人は考えて欲しいです。
曲は最高なのに、オーディオ的には最低です。

大人の恋を歌った歌が多いですね。まさに大人のためのアルバムです。彼女のアルバムの中ではメッセージ性も弱く暗い曲もありません。聴きやすいアルバムではあるかなと思います。ただ、銀の龍の背に乗ってが完全に浮いちゃってます。

発売当初はあまり好きでなく、１・２回だけ聞いて放っておいたものです。
新しいアルバムのリリースが発表され、
このアルバムに入っている「ミラージュホテル」が入っているので、
棚の奥から出して聞いてみましたが、とってもいい。
家では今ずっとヘヴィーローテンションでかかっています。
寄り添う風、情婦の証言、思い出だけではつらすぎる、が中でも一番のお気に入りです。
今までの路線に乗った内容で、しっくりと入ることができました。
ナイトキャップスペシャルもとってもいい曲です。
同性の仲間って、恋愛感情とはまた違った連帯感があり、
その安心さがとっても伝わってきます。
タイトル曲は、岩崎宏美がカヴァーしていて、
それがとっても素敵な演奏だったので、
長くそちらばかりを聞いていました。
すこしゴテゴテした演奏が苦手だけれど、
これもみゆきさんの色が出ている曲で、少しずつ好きになってきました。

ジャケットのみゆきさんはとっても凄みがあるけれど、
ちょっと私には苦手なデザイン。
でも内容は「やっぱり中島みゆき」って感じです。

僕的に最高のアルバムだと思っています。
なんといってもこのアルバムで３１枚目というのがすごいですね！

参考になるか分かりませんが、特に注目したのが
トラック７の「ナイトキャップ・スペシャル」です。
実は個人的な事なのですが、僕は不眠症なのです。
なので布団についても、全然眠れません。
そんな時にこの曲を聴くと、元気が出ます。
「眠れなくてもいいじゃないか！」、
「眠らなくてもいいじゃないか！」
そう語りかけてくるような気がします。

この一曲以外にも良い曲はたくさんあります！
全国の不眠症の方、オススメです♪

一言に恋愛とはいえども、
その中身は幾億通り。

同じ「悲しみ」でもたくさんの形があるし
同じ「喜び」でもたくさんの形があるし。

みゆき嬢の歌はいつも
すんなり答をくれないけれど

それはとても貴重な親切心。

いつか不意に理解できる瞬間が来る。

「あの歌はこういう意味だったのか！」と。

このアルバムに収められている恋歌たちは
青い私にはまだまだ理解の及ばないものも多数。

だからこそ、よ～く考えて聞きたいと思うし
なんとなく知ったふうに口ずさみたくもなる。

詩世界もさることながら、
彼女の歌唱法にも
魅力がぎっしり★

あまり「アク」の強くないアルバムだと思いますから、
初心者の皆様には是非とも聞いて頂きたい！！